プレシーズンマッチ

5日目。ドウェイン・ウェイドが昨季以上の苦境に立たされています。

MIA 83-87 DET

新生ピストンズがヒートに快勝。やっぱりオフに動かなかったチームは勢いがないっすなー。ヒートのスターターはチェルマーズ、ウェイド、ビーズリー、ハスレム、オニール。層が薄くなってビーズリーがスターターに。このままだと、ウェイドがどんなにがんばってもプレイオフ当落線上でしょうね。2月にオニールとハスレムを使って動かないとダメかも。でもヒートは今季いっぱいでほぼ全員契約が切れるんで、今季は捨てて、来季にウェイド以外全員入れ替えっていう可能性もある。ライリーの性格を考えると、そういう大きな動きのほうが好きそう。
ヒートのスタッツリーダーはもちろんウェイド。26分18p3r5a4s1b。ハスレム10p6r、ビーズリー9p4r。厳しい。5番がオニール6p1r、アンソニー7p4r、元スパーズのおもしろセンター・トリヴァーが5p1r。プレシーズンだとは言っても、この数字ではきつい。誰かブレイクしてくれないと、どうにもならないだろうなぁ。候補はビーズリーかアンソニーですかねぇ。
ピストンズはゴードンをベンチに。スターターはスタッキー、ハミルトン、プリンス、ビッグ・ベン、クワミ・ブラウン。スタッキーが26分7p2s4to。まだまだ調整中ですかね。ウォレスは11分4p4r。先発組はみんなそんな感じの低調な数字。ベンチのほうががんばっています。昨季終盤に突然爆発したウィル・バイナムが18分15p2a、移籍組のゴードンが30分11p4r、ウィルコックスが17分11p4r、新人オースティン・デイが11分3p5r2b。デイはレイアップに走るウェイドを追いかけてブロックを決めたそうで、プリンスがかつてレジー・ミラーのボールを叩いたプレイとなぞらえられ、賞賛されています。デイってそんなにいいプレイヤーだったかなぁ。

ORL 110-105 DAL

優勝を狙うマジックがかなり真剣な勝負をしかけてマヴスに勝利。ネルソン、カーター、ピートラス、ルイス、ハワードを出して、ルイスは33分も出ています。すごい鼻息だな。ルイスは18p3r、カーター21p3r、ハワード17p11r3b。本格復帰のネルソンが10p4a。ベンチも本気で白チョコが23分4p4r6a、バスが22分13p6r、ゴータトが16分5r1b、マット・バーンズが19分16p4r3aと、みんな出まくっています。新人や若手の出る幕なし。こんなことしてたら息切れするんじゃないか。
マヴスは調整中。怪我のハワードと移籍のマリオンは欠場。キッド、マット・キャロル、クイントン・ロス、ノヴィツキー、ダンピアー。ノヴィツキーが29分23p6rで、相変わらず手を抜かない真面目さを発揮しています。キッドが28分4p7r9a3s。去年に引き続き、ショットを撃たずにほかのことをすべてやるスタイルでチームに貢献。控えにまわらずに優勝を目指すってのは美しいし、そのためにキャリア終盤でまたひとつ新しいプレイスタイルを構築するってのも、かっこいい。ノヴィツキーともども、どうにかリングを手にしてほしいですね。マヴスはベンチではドリュー・グッデンが18p6r。去年スパーズで不完全燃焼に終わったぶん、やる気に満ちているんでしょうね。バレアが25分17p、FG5-13。フィールドゴール試投数がチーム最多。ジェット先生が13p(3pt3-5)で、+/-比が+19。彼がセカンドユニットを安定させていると、マヴスは強い。今年はマリオン加入で層が厚くなったし、期待できるんじゃないすかね。ゴータトがとれていれば、もっと期待できたんだけどなー。若い5番を補強したいっすなぁ。