デッドライン・ルーマー - とりあえず言ってみる

今年もこの季節がやってまいりました。トレード・デッドラインは2月19日。あることないこと、次から次へと噂がとびかっております。
去年はデッドラインよりだいぶ前に、レイカーズが無茶苦茶なトレードでガソルを獲得。するとその一報に焦りを感じたライバルチームが次々と勢いまかせの補強を敢行し、結果として、デッドラインがくる前に西の勢力図が一変してしまったのでした。やー、あれはすごかった。あの1ヵ月でマヴスとサンズが死に、グリズリーズ、キングスがどん底まで落ちた。ガソル一人でリーグがあんなことになるとはなぁ。
や、今年はどうなりますかねぇ。東西の中堅チームはてこ入れをするんだろうなぁ。今年は上位数チーム以外、どこもぱっとしないからねぇ。2010年の夏のことも見越して、いろんな動きがありそう。バイナム、ネルソン、レッド、ブランドら今季絶望になっちゃった人たちの穴埋め的な動きもいくつかあるかもしれませんね。や、楽しみ楽しみ。

この冬の主役は、サンズPFアマレ・スタウダマイヤ。ブルズ、ウォリアーズ、ブレイザーズ、キングス、グリズリーズ、ヒート、ネッツ、ピストンズ、ラプターズとのトレードが噂になっています。

フロントランナーはブルズ。PFドリュー・グッデン、PFタイラス・トーマス、Cジョアキム・ノア、1巡目指名権を差し出すとか。サンズはシャックとロペスがいるのにビッグマンをそんなにたくさん獲るの？

ブレイザーズとの間では、PFラマーカス・オルドリッジ、PGジェリド・ベイレス、PFラエフ・ラフレンツの名前が挙がっています。ラフレンツは高額の満了契約。サンズはアマレとPGゴラン・ドラジッチを放出するとか。これは魅力的なパッケージ。でもまぁ、ブレイザーズはいま好調だからオルドリッジを動かすことはないでしょうね。

ヒートからのオファーは、SFショーン・マリオンを主軸にしつつ、PFウドニス・ハスレム、PGマーカス・バンクスをからめ、さらにはPFマイケル・ビーズリーという切り札もちらつかせたものだそうです。ヒートはドラフト前からビーズリーは嫌だって言っていたもんなー。

ネッツはPFイ・ジャンリャン、PFライアン・アンダーソン、SFボビー・シモンズにピックをセットした、地味な条件で交渉中。サンズ側はPFストロマイル・スウィフトの満了契約や、SFジャーヴィス・ヘイズあたりを希望しているとか。これはなさそうだね。サンズ側にメリットがない。

ピストンズはラシード、Cアミール・ジョンソン、ピックをセットに。ジョンソンはナッシュが使えば化けそう。アイヴァーソンとアマレはケンカしそうですな。

ピストンズにラップスをからめて、スリーウェイ・トレードをするという説も浮上。アマレがラップス、PFクリス・ボッシュがピストンズ、SFテイショーン・プリンスがサンズへと動く三角形。差額はその他のプレイヤーで。ピストンズは先にボッシュを確保しておいて、スタッキー＆ボッシュでレブロンを誘おうという魂胆ですね。サンズにプリンスくんは合わないと思うねー。ってかサンズはもうサンズじゃないよなー。

ちなみにサンズは現場スタッフとは別ルートで、ロバート・サーヴァーオーナーが自ら関係各位に電話して、アマレの売り込みをかけているそうです。それで現場は大混乱。まぁ、やっぱりオーナーもカーはダメだと思っているんだろうなぁ。

ライリーはアマレをねらいつつ、第二希望としてラプターズCジャーメイン・オニールにも目を光らせている模様。本当にオニールが好きだなぁ。トレード要員はマリオン＋バンクス。

もともとライリーがねらっていたのはブーザーでしたが、ブーザーは怪我が多くてがめついので、第三希望かそれ以下に落ちたようです。

ちなみにジャーメイン・オニールには、名前もサラリーも同じだからシャックと交換でいいじゃないか、という与太話も出ている模様。

ペイサーズは問題児ジャマール・ティンズリーの始末に疲れたようで、ヒートのバンクスもしくはCマーク・ブラウントとの交換で手を打っていいんじゃないかと投げやりな態度に。

そんなティンズリーには、ネルソンを失っててんやわんやのマジックが接近中。

ペイサーズの難局に乗じてボブキャッツが、ティンズリー＋Cジェフ・フォスター＋SGブランドン・ラッシュをセットで放出しないか？と迫ってみたものの、ペイサーズから「ティンズリー以外は売りません」との返答が。ラリー・ブラウンはラッシュみたいなタイプ好きそうだなー。

ボブキャッツが売りたいのは、もちろんPGレイモンド・フェルトンです。

でもMJは、かわいい後輩であるフェルトンを来年以降もキープしたいと考えているそうです。

余剰戦力の放出を考えていたキャヴスは、SG“サーシャ”パヴロヴィッチの長期離脱によって計画を変更し、この冬は動かないことに決めた模様。

パヴロヴィッチが健在だったら、SGウォーリー・ザービアックを出してキャンビーもしくはRJを獲得という線が検討されていたようです。

ほかには、ザービアックと新人J.J.ヒクソンでネッツからSGヴィンス・カーターを補強する策もあったそうです。

ザービアックでウルヴズSFマイク・ミラー＋PFブライアン・カーディナルを釣るなんていう話も出ていました。ザービアックがウルヴズに戻ると、ちょっとせつないなぁ。

ホーネッツが怪我のたえないCタイソン・チャンドラーに見切りをつけ、トレードを画策しはじめたそうです。ピストンズのラシードと交換して、うまくフィットしたら契約延長、ダメなら彼の契約が切れる来季に別の補強、という作戦。

チャンドラーとシクサーズCサミュエル・ダレンバートを交換したら、どちらも環境が変わって怪我をしなくなるんじゃないか、という夢見がちな提案もあるそうです。

ネッツはイもシモンズもダメだと判断し、よそのSFを物色中。マイク・ミラー、ウィザーズのカロン・バトラーなどに照準をしぼっている模様。

ネッツはカーターももうダメだと判断し、スパーズ、キャヴスら強豪に対して営業をかけているそうです。MJの影を追ってブルズというシナリオや、崩れかけたラップスに戻って再建というできすぎたシナリオも報じられております。

スパーズはカーターを獲れるならSGロジャー・メイソン、SFブルース・ボーウェン、Cファブリシオ・オベルトを出してもいいかも、と思っているようです。同じようなオファーでラシードも狙っている模様。

そんなカーターには、マヴスも声をかけているそうです。カーター、SGキオン・ドゥーリング、PFエドゥアルド・ナヘラと、SFジョッシュ・ハワード、SGジェリー・スタックハウスとの交換。

いつまでたってもアリーナスが戻ってこないウィザーズには、他チームから「バトラーとジェイミソンを売って、心機一転しませんか？」という悪魔のささやきが届いているそうです。

キングスはSGケヴィン・マーティン以外全員、売り出し中。もう再建どころじゃありません。目玉商品は来季で契約が切れるCブラッド・ミラー、安価でよく働くSFジョン・サルモンズ。

サンダーPFジョー・スミスがバイアウトされる日を、上位チームのみなさんが心待ちにしているそうです。レブロン、ダンカン、ピアースあたりが電話をかけそうな勢い。

ドニー・ウォルシュがネリーから走れるPFアンソニー・ランドルフを奪って、ダントーニに使わせようと暗躍しているそうです。走ればいいってもんでもないだろうになぁ。