プレシーズンマッチ

16日目。ウィルソン・チャンドラーが急激にステップアップ。

ORL 109-103 ATL

プレシーズンだというのにほぼ8人で戦ったマジック。なんだろう。怪我かねぇ。ターコルー、バティ、フォイルは2試合続けて出場なしです。マジックは、ハワードとルイスは鉄板だけど、他のポジションがちょっと不安だねぇ。去年はターコルーの突然変異で随分救われた面があるからなぁ。
この日のスターターはネルソン、ピートラス、ボーガンズ、ルイス、ハワード。緊急事態のためか、ボーガンズが38分も出て12p(3pt2-3)4r2sをマークしています。出しゃばりすぎないあたりは、さすがにベテランですね。こうなると主役はもちろん4番5番で、25p8r3a3s、29p11r2bと、看板通りの活躍。バックコートがファウル・トラブルになったもんだから、ベンチも大忙し。新人リーがFG6-12で13p4r3a2s、ターンオーバーゼロ。AJが32分9p8a。こちらもターンオーバーは1つで、堅実なプレイ。しかしまぁ、開幕前からえらい馬車馬ぶりですな。
ホークスは今日もパチュリア。マーヴィンは開幕寸前まで欠場する模様。まぁ、いま無理してもしょうがないもんな。この日はジョンソンが40分26p7r5a、ビビー13p5a、ホーフォード13p11rとスターターがしっかり結果を残しています。スミスがちょっとよくないなぁ。長期契約を手にして、ゆるんでいるんだろうか。なにかこう、控えめな印象がある。ベンチでは“フリップ”マレーが得意のマイペース・オフェンスで14p6r4a。

NYK 114-106 NJN

ニックスが対岸のライバルに快勝。今季からの再出発を期するニックスと、先々の再建を目論むネッツでは、現状に差が出るのは当然ですね。ニックスはファースト・ハーフで67点をとるという、ダントーニ・スタイルの展開で勝利。浸透してきたなぁ。スターターはデュホン、クロウフォード、Qちゃん、チャンドラー、ザックさん。リーを休ませて、チャンドラーを4番にしています。さすがダントーニ。3番を4番で使い、4番を5番で使うのが基本。チャンドラーは期待以上の出来で29分22p(FG10-15)8r。スリーポインターが0-2、スティール1ブロック0、というところをみると、まだまだ不器用なようですねぇ。今季はとにかく豪快にやろうってことかなぁ。デュホンが10p6r7a3s1to、Qちゃんが3pt5-8で15p。ベンチではネイト・ロビンソンがバルボサ的に3pt4-5で26pの暴発ぶりをみせています。あとさりげなくスターブリーさんが16分9p6aで底力をアピール。アピールされてもなぁ。
落ち目のネッツはハリスが21p4r3a、新人ロペスが19p9r3bと奮戦するも、二人あわせてターンオーバー10でミスも奮発。新戦力の人々も、イ6p、シモンズ11p、CDR3pと、どちらを向いてもパッとしない有様。いかにも優勝できそうにない戦力がそろって、しかも照準は2010-11年シーズンだなんて言われるもんだから、チーム全体に統率力が働いていない感があるね。リーダーもいないしなぁ。いまのメンバーにはキャプテンシーのある人がそもそもいないから、しばらくは厳しそう。ハリスをどうにかしてキープしつつ、カーターやシモンズをうまく放出して、レブロン獲得への準備を進めるシーズンかな。だとすると、寂しい1年ですねぇ。

CHA 106-111 PHO(2OT)

ボブキャッツは4Qに盛り返して延長に持ちこむも、ダブルオーバータイムの末に敗れて6連敗。MJはもう卒倒しているんじゃないか。この勝負弱さには、さすがに耐えられないのでは。スターターは今日も変わらず。不調のメイが18分9p3rで、いよいよ批判の対象になってきた様子。バックコートは二枚とも6pf退場。あわせて22p6a。役割がまわってきた控えのオーガスティンが44分19p8r5a。19点とったとはいえ、FGは4-20です。1年目はショットに苦しみそう。アンドレ・ブラウンが14p8r、モリソン12p、キャロル6p。チーム3ptが3-10で、爆発力を欠いたようです。撃てる人はいるからねぇ。ムードと戦術の問題だろうなぁ。
サンズは今日もナッシュがいません……。ドラジッチが41分8p5r8a、シャック18p9r、ヒル12p7r3a。ベンチでバーンズが18p7r3a、アマレがこっそり復帰して11p4r。オーバータイムは最初がボブキャッツリードの展開で、ドラジッチやアマンドソンが攻めて追いついたそうです。で、セカンドオーバータイムはサンズがリード。終盤はバーンズが連続得点に成功して、勝利を確定。今年はバーンズがえらく目立っているなぁ。ヒルは休みをとりつつ、ちょろちょろ出ることになりそうだねぇ。

POR 112-98 SAC

ブレイザーズが快勝。ウェブスター骨折でベストメンバーは組めていませんが、それでもブレイク、ロイ、バトゥム、オルドリッジ、オデンで準ベスト。ロイが21p3r2a、オデンが13p9r2b、オルドリッジが24p6r5a4s。期待の三枚が見事な活躍ぶり。バトゥムも16分5p8rで、それなりに穴は埋めた模様。ベンチではルディが32分16p(3pt4-10!)4r2a。プルジビラが6p5r。ついに役者がそろって、全力のシーズンが始まった、という感じでしょうか。
キングスは相変わらずマーティン一人がものすごい好調ぶり。39分34p1r1a。この人は止まらないが、でもこの人を放っておけば、あとは抑えられるし勝てるっていうイメージのチームになってきたなぁ。バックコートのパートナーは、新人ボビー・ブラウン。30分8p3a2to。ウドリーは休み。さるモンズが42分27p5r5a。これはまぁ、ずっと出ていたから数字も出た、ってことでしょうね。ベンチでトンプソンが6p6r。もっとこう、なぁ。サマーリーグの感じでは、トンプソンもグリーンもうまく使えば十分に戦力になりそうだったのに、もったいないなぁ。レジー・セウスHCには、若手を育てる力はあまりないかもしれないねぇ。そこそこのベテランを使うほうが好きそう。