プレシーズンマッチ

6日目。弱いチームが目立ちはじめました。シビアな世界ですな。

DET 73-62 WAS

おぉ。すごく地味な試合だ。ピストンズは今日も4番ジョンソン。16分4p2r。全体的に低調ななか、ラシードが24分12p5r。数字は落ちたけど、やっぱりこの人は必要なのかなー。ベンチでクワミ・ブラウンが14分9p2r3s。
ウィザーズはダニエルズ、スティーブンソン、バトラー、ブラッチェ、トーマス。やーほんと苦しいなぁ。ブラッチェが22分4p4rで退場。チーム最高得点はバトラー、トーマス、ベンチのマグワイア、マッギーで、いずれも8点。プレシーズンとはいえ、二桁得点者がいないってのはいかにも厳しい。ペチェロフが6p8r、マッギーが8p6rでそれなりに数字を残していますが、スターターがいないチャンスにこの程度の成績ではなぁ。アピールにならんわなぁ。

CHI 95-102 IND

ブルズどうしちゃったのかなー。ゴードン、グッデンを欠いた布陣とはいえ、ペイサーズにあっさり負けるってのはなぁ。4Qを21-34と圧されて敗退ですよ。最後に負けているってのがまた、ねぇ。ブルズのスターターはローズ、ハインリッヒ、デン、トーマス、グレイ。ローズが13p4r6a、4to。キッドに近いことは近いんだけどなー。トーマスとグレイがダブルダブル。15p10rと13p11r。ベンチでセフォロサが23分13p(3pt2-4)5r4a2s、1to。プレイタイムの最も多いプレイヤーがヒューズなんだけど、いま彼にそんなに時間を与えて、どうするんだろうねぇ。ヒューズ中心のチームなんかつくってもなぁ。デル=ネグロは地位が危ういかもしれない。
ペイサーズはジャック、ダニエルズ、グレンジャー、クローシェア、ネステロヴィッチ。ジャックが10p6r4a1toで堅実なところをみせています。まぁ、ブレイザーズでスターターをはってたプレイヤーだからね。これくらいはできるでしょう。ベンチでブランドン・ラッシュが27分18p4r2s。フォードが18p5r5a。若手コンビのヒバート&マクロバーツが9p6r1bと6p3r1b。ペイサーズはフロントコートが薄いから、ビッグマンにとってはチャンスですな。

NYK 110-104 PHI

ニックスが走り勝ち!やっぱダントーニはおもしろいなぁ。3pt9-24、37.5%を記録していますよ。あとばアシストが増えてくれば、もっとおもしろくなりそう。スターターは1戦目と同じ。デュホンが19p3r5aでうまく機能した模様。リーが19p15r、ザックさんが18p(3pt2-3)9r。ベンチではスターブリーさんが13p3a、ウィルソン・チャンドラーが8p7r4a2s1b。チャンドラーはMIP候補ですね。走力があって、フィニッシングも悪くない。彼はダントーニ・ニックスのマリオンになれる人材だな。ひとまず今年は、フォワード版のバルボサになりそう。ベンチから出てきて、走り回ってレイアップとアリウープを決めまくって、点差を広げてスターターにつなぐ役割。まぁなにしろ、高速ガードみたいな速さでカットインするからねぇ。この人は。やー、シーズンスタートが楽しみだ。
フィリーは負けはしたものの、順調に仕上がっているようです。ブランドが24p4r、ミラー12p12a、イグォダーラ16p6r3a。ベンチではアイヴェイが13p5a、ルーが17分12p。この人の48分換算の得点はすごいことになりそうですね。この日はサデウス・ヤングが不調で21分4p。彼の今年の目標は安定感かな。しかしまぁ、毎試合5リバウンド奪えそうなプレイヤーが5人もいるってのは、心強いねぇ。シーズンがはじまって本気モードになったら、シクサーズは強そうだなぁ。

CLE 94-96 BOS

セルツが競り合いを制して勝利。ラスト15秒でキャヴスのキンジーがショットをミス、パウがリバウンド争いでファールをもらい、フリースローを決めて勝ち越し。最後は新人ビル・ウォーカーが相手のシュートをブロックして試合終了だったそうです。ウォーカーはベテランぞろいのセルツのなかで、若いショットブロッカー、ダンカーとしてやっていけそうですね。
キャヴスのスターターはモー、ザービアック、レブロン、ウォレス、イルガウスカス。モーが12分で10p4r7a。よく動くなぁ。レブロンは13分15p。ウィニング・ショットをはずしたキンジーはベンチで23分4p(FG2-11)5r。キャヴスはベンチが厳しいっすなー。ロナルド・デュプリーが17分9pとか。それくらいしか、みるところがない。ここはレブロンのために毎年毎年、手を変え品を変えて努力しているけど、そのせいで型が定まらない。今年もローテに悩みそう。
セルツは余裕。ビッグスリーがあわせても23分しか出ていない。オブライアントが先発で12p5r。トニー・アレンがベンチから41分出てチームをリード。25p4r3a3s。ウォーカーは10p6r。マイルズが3分で無得点。厳しいか。やー。

ATL 80-102 POR

ライジング・チーム同士の激突。ブレイクスルー・シーズンを迎えているブレイザーズが圧勝。全クォーターをリードしているってことは、やっぱり力があるってことなんでしょう。ホークスはロウ、ジョンソン、マーヴィン、スミス、ホーフォード。スミスが25分12p(FG5-7)1r3a1s2b、ターンオーバー&ファールゼロと、見事な活躍。彼以外は全体的にオフェンスが不調で、チームFG37.7%。新人PFオセロ・ハンターが16分8p6r1b。おもちゃみたいな名前の人だなぁ。
ブレイザーズはベイレス、ロイ、アウトロウ、オルドリッジ、オデン。ウェブスターは結局、骨折で全治8〜10週間になってしまった模様。ありゃー。チームにとってはそれほど痛くないが、本人は辛いだろうなぁ。ベイレスが35分15p7r7a。ドラフト08のトップ5候補と言われた実力をみせつけています。速いからね。彼は。オルドリッジが14p7r、オデンが11p5r。この二人は攻守がはっきりしていて、いいコンビですなぁ。ニックスのあの二人とは大違いだ。ウェブスターのいない間に地位を確立したいアウトロウは30分出るも、3pt2-6で6p5r2a。ちょっと弱いかなぁ。ベンチでシャヴィルク・ランドルフが19分19p10r3b。なんだこの突然の爆発は。ほかにバトゥムが19分10p、セルヒオが8p7a。ブレイザーズは使える1番が多すぎるよな。ニックスに分けてほしい。

CHA 79-91 MEM

ドアマット・チーム同士の一戦は、グリズリーズに軍配が上がりました。どちらも今季のプレイオフは厳しいけど、それでもグリズリーズのほうが、ポテンシャルはあるってことかな。ボブキャッツは初戦と同じスターター。オカフォーが7p8r。いやー、厳しい。フェルトンはこの日もFG0-3です。なんだそれは。ベンチではアンドレ・ブラウンが12p9r、オーガスティンが8p2r4a3to、アレクセイ・アジンカが4分で5p2r。古株のオカフォー、ウォレス、フェルトンが伸び悩み、ステップアップにつながるはずだったJリッチ、モリソンは不調にあえいでいる。辛いなー。HCも変えたことだし、いっそのこと、スターターを白紙に戻して大胆なラインナップでも組んだほうがいいんじゃないかねぇ。オーガスティン、ウォレス、ダッドリー、オカフォー、モハメッドとか。キャロルやアンドレ・ブラウンも、スターターで試してもいいと思う。
3戦目で初勝利を挙げたグリズリーズは、コンリー、メイヨ、ゲイ、ミリシッチ、ガソル弟。マルク・ガソルをウォリックやミリシッチより優先的に使っていくんだね。ほうほう。ガソルは17分8p2r3s。スタッツリーダーはゲイで17p4r2a。ミリシッチが30分7r4b。ウォリックがベンチで14p8r、地味に移籍してきたディフェンダー、クィントン・ロスが20分13p4r2s1b、ターンオーバーゼロ。NCAAチャンピオン、ダレル・アーサーが8p5r。ハッダディは5分3r!

NOR 89-84 SAS

ホーネッツが好調を維持。チャンドラーも元気です。ポールが9p7a、チャンドラー14p5r、ウェスト12p5r。順調。マイク・ジェイムズが26分18pで復調をアピール。ベンチプレイヤーになったら、ますます攻撃偏重になったなぁ。ポージー8p4r2s。
スパーズは今日はちゃんとやってます。パーカー、フィンリー、ボーウェン、ダンカン、ボナー。パーカーが15分で10p3a。さすがですなー。ダンカンも17分12p3rで順調。やっぱり強いチームってのはどこもゆっくり丁寧に仕上げてくるね。ベンチでデズモン・ファーマーが3pt3-5、11pと活躍。謎のセンターアンソニー・トリヴァーは3ptを7本も撃って2本ヒット、7p6r1b。誰なんだ君は本当に。なんなんだ、7本ってのは。

DAL 105-79 MIL

最初の3Qは両チーム低調で、4Qだけ46-40と激突。なにこの試合。バックスは最初の3Qが合計39pなのに、4Qだけ40pですよ。無茶苦茶なバランスの試合運び。マヴスはバレア、スタック、ハワード、ノヴィツキー、ダンピアー。フロントラインはほぼ固定で、バックコートをいろいろ試行錯誤している感じだね。バレアは22分3p4a2to。スタックが23分11p4r3a。バレアはあと一歩成長してほしいっていうところで足踏みしているなー。スターターをおびやかすようなスケールをみせるか、ベンチで役立つ即効性をみせるか、どちらかが欲しいところですね。ベンチではジェット先生が3pt3-4、15p4aと貫禄をみせています。この適応力だよな。バレアに足りないのは。ほかに新人ガードのジャジュアン・スミスが12分13p(3pt3-4)、レイショーン・テリーが11分10p4pf。
もうどうやっても勝てないムードのバックスは、リドナー、RJ、ムバ=ア=ムウテ、ヴィラヌエヴァ、ボガットでスタート。なぜムバ=ア=ムウテをそんなに重用するんだろう。不思議。彼は33分10p7r0toで、ようやく慣れた様子。ボガットが10p8r1b。ベンチではセッションズが11p9r3a。期待の新人ジョー・アレキサンダーは17分2p(FG0-6)1r2a。まだ早いかー。高額契約を持ちながらいつまでもブレイクしないダン・ガズリッチが14分6p10r。やー、がんばってほしいねぇ。6年3,600万ドルで契約したのに、その後は落ちる一方だもんなぁ。この人が2010-11年シーズンに700万ドル以上のサラリーをもらうなんて、いまとなっては信じられないことだよねぇ。ランゲーム中心のチームに行けば、それなりに走れそうな気もするけどなぁ。

DEN 118-95 MIN

ナゲッツが圧勝。やっぱり攻撃にはみるべきところがあるんだろうねぇ。敗れたウルヴズはフォイ、テルフェア、ゴメス、ラヴ、ジェファーソンでスタート。PG二枚を重ねる変則ラインナップですね。今日はマドセンを下げて、ラヴ&ビッグ・アルのコンビを起用。二人はそれぞれ25分9p11r、32分10p11r3bと、しっかり結果を出しています。フォイとテルフェアは16p(3pt1-3)4aと9p(3pt1-2)5a。どちらもコンボガード的だなぁ。ベンチでアハーンが3pt3-7、17p。ブリュワーもスリーポインターが大当たりで4-5、18p。まぁアレかな。負け試合でどんどん撃った長距離が、なんとなく入ったっていう感じかな。
ナゲッツはこの日が初戦。どこか外国に行ってたんだっけ?スターターはカーター、AI、クレイザ、マーティンさん、ネネです。メロは怪我でお休み。AIが練習モードで22分5p9a。マーティンさん13p5r、ネネ10p7r。二人ががんばればキャンビーの穴は埋まるだろうけど、しかしムードが悪いだろうねぇ。ナゲッツは中途半端な再編をはじめたよなぁ。キャンビーを出した割には、見返りは少なかった。AIとの契約もとりあえず棚上げだし、メロの今後も不透明だし、なんかいろいろ不安。それなのに、AIと丸かぶりのスミスには契約を手渡しちゃってる。迷走だなー。ベンチではそのスミスが25分21p4s。シックスマンにしておくには、惜しいよなぁ。バードマンが17分12p11r2b。ついに本格復帰か。復活を期するルーベン・パターソンが13分8p4r3a2s。この人、なんで一線を退いていたんだろうねぇ。クリッパーズでよくやっていたはずだが。まぁでもナゲッツは2番3番4番はいらないよなー。不足しているのは明らかに1番5番なんだけど、そのへんは動かないんだろうか。“スマッシュ”パーカーがベンチで4p6aを記録しているけど、これが補強なのかなぁ。

OKC 85-94 SAC

サンダーは厳しいね〜。この日はデュラントが欠場。ワトソン、ウィルキンズ、メイソン、ジョー・スミス、コリソンでスタート。完全にセカンドユニットだよな。これは。ウィルキンズが撃ちまくって14p6r。コリソンが8p6r。ベンチではジェフ・グリーンがこちらも乱発して19p7r3a。ペトロが8p10r。みんな1.5軍だなー。新人ウェストブルックは25分8p(FG0-9!)4r3aをマーク。のってこないねぇ。
キングスはボビー・ブラウン、マーティン、サルモンズ、ムーア、ブラッド・ミラー。ブラウンが31分22p4a2s、4to。サルモンズが16p4r3a。ベンチではスペンサー・ホーズが26分21p7r、シェルデン・ウィリアムズが7p11r。若いビッグマンがブレイクしたら、8位争いには加われるかもしれないね。