プレシーズンマッチ

4日目。フェニックス・サンズとマイク・ダントーニが、それぞれのコートで新しい一歩を踏み出しました。切ない。

BOS 92-98 PHI

セルツは余裕の調整。ビッグスリーは17分限りの出場。3人あわせて23p。パーキンスが故障中なので、5番に新加入のパトリック・オブライアントを起用。24分10p8r1a1s3b、4to3pf。ネリーズ時代のやる気のなさとは打って変わって、大車輪の働きをみせております。ぷぷぷ(笑)ポージーの抜けたベンチでは、トニー・アレン、パウ、デイヴィス、ハウスに加えて、ダリアス・マイルズが15分6p1r1aで復帰を飾っています。おぉ。本当に戻ってきた。やー、楽しみですなぁ。新人ビル・ウォーカーは11分で8p2rを記録。積極的でいいですね。
新生フィリーはミラー、イグォダーラ、ヤング、ブランド、ダレンバートでスタート。グリーンではなく、ヤングをスターターにするようです。彼はその期待に応えて、35分21p5r5sでチームの勝利に貢献。FG10-19、ターンオーバー2だから、いい仕上がりなんじゃないでしょうか。注目のブランドは21分11p4r1b。このチームはリバウンダーが多いから、ブランドのリバウンド数は減るかもしれないね。イグォダーラは7p3r4a。ベンチでは、“ルー”ウィリアムズが25分27p5r4a3s4toでインスタント・オフェンス・マシーンぶりを発揮。FG7-12、FT12-13。すごいね。昨季以上に勢いづいている。長期契約が自信につながって、いいほうに転びそう。エヴァンズが21分5r、マーリース・スパイツが19分8p2r。ラトリフも元気に12分3b。今年のシクサーズは、ビッグマンの層が厚い。チーム・リバウンドがすごいことになりそう。

NYK 111-113 TOR

ダントーニ登場!昨季とほとんど同じメンツを、別のチームに変貌させています。スターターはデュホン、クロウフォード、Qちゃん、リー、ザックさん。カリーが欠場しているせいかもしれないが、5番ザックさんってのはいかにもダントーニらしくていいね。4番リーを固定して、5番でザックさんとカリーを併用するのかな。ニックスはさっそく走るバスケをはじめたようで、スタッツがえらいことになっています。リー22p9r、ザックさん19p(3pt1-4!)13r5a、ベンチのロビンソンが16p4r3a、チャンドラー15p6r。チーム全体で3pt8-34。やー、変わるものだねぇ。昨季のニックスの3pt試投数が平均17.7本だから、ほぼ倍ですよ。ダントーニすげえ(笑)でもやっぱり1番デュホンがダントーニのシステムを統率するには弱く、5p10r6a、7toという成績。よく攻めてはいるが、精度は低いというのが現状でしょうな。やはりスティーヴ・ナッシュは偉大だ。
ラップスは今日もスターターは同じ。ボッシュが25分20p7rです。まぁ、相手が走っていれば、そういうスタッツにはなるわね。JOは今日も17分8p6rの試運転モード。ベンチはカポノ、バルニャーニがメインで、ハンフリーズとソロモン、ウキッチがあとに続いている。ソロモンは20分12p5a、ウキッチは13分7p2a。今年はちょっと1番が弱いかもしれんね。カルデロンの力量に不足はないが、控えが弱すぎて、彼の負担が増えそう。フォードの不在は意外と痛いかもしれない。ウキッチが早くなじんでくれるといいんだけどねぇ。や、今年のラップスは厳しいかもしれんなー。オニールが壊れたら、一気に転落しそう。

NOR 105-71 IND

ホーネッツ圧勝。チャンドラーが無事に出場しています。よかったよかった。彼は4p11r。ポールが完調で17p3r5a3s。デロンと並んで、この人も不安なしですね。西はこの2人の時代だ。ベンチでポージーが10p4r4a、ジャレッド・ジョーダンが6p5a。パーゴ退団で穴があいているから、若手にはチャンスですな。スコットHCがポールを替えたら負けるって考えて、ほかの人にプレイタイムをふらないような気もするけどな。イーライが12p3r。
ペイサーズは今年も厳しそう。フォード、ダニエルズ、グレンジャー、クローシェア、ネステロヴィッチ。スターターの大半が、ほかのチームでいまひとつ機能しなかった人ばかり。これではなぁ。エースのグレンジャーは25分9p(FG1-11)4r1a。つらい。フォードが15p2a。スターター5人で32点しかとれてないもんなー。そりゃ勝てんわなぁ。ベンチもジャックが11p8r2a、8toで空転。リバウンドがフォスター8、バストン6、ショーン・ウィリムズ5でよく拾えているけど、それはFGが31%だったからだと思われます。オフェンス・リバウンドだけで14個もとっている。新人ブランドン・ラッシュは5p2r2a、3to。粗い。彼のような渋いプレイヤーも、いまのペイサーズに入るとこういう状態になってしまうんだなぁ。

CHA 80-118 ORL

ラリー・ブラウンHCを迎えて仕切り直しのボブキャッツ。初戦はシビアな現実をみせつけられています。マジック相手に38点差の完敗。1Qを9-40と圧倒されて、12分で勝負あり。やー、厳しいね。スターターはフェルトン、Jリッチ、ウォレス、メイ、オカフォー。メンツだけみると悪くないんだけどなぁ。Jリッチが21分15p、ウォレスが25分18p(FG3-11)11r。FGを4本以上撃って成功率30%以下に終わったプレイヤーが、ウォレスを筆頭に7人もいる。これじゃあなぁ。とくにポイントガード陣が壊滅的で、フェルトン0-4、オーガスティン0-5、ドネル・テイラー0-4。1本も決まっていない。チームFG%は28.4。やー、道のりは長いね。
対するマジックは、スターター固定でプレシーズン2戦目に臨んでいます。ハワードが20p8r5b。ターコルーが24分9p2r1aでこの試合も不調。あら?ベンチではレディック先生がこの日も爆発。13分12p(FG3-4)、+/-比+33というなんだかすごくおもしろい数字を残しています。さすが先生!バティは8p7r。今季は戦力になりそうですな。新人コートニー・リーが9p4r。彼もやれそう。

MIL 71-85 DET

開幕前から沈没ムード漂うバックスは、この日も惨敗。リドナー、RJが欠場で、スターターはセッションズ、レッド、ヴィラヌエヴァ、ムバ=ア=ムウテ、ボガット。ボガットが復帰したのにこれだもんなぁ。彼は24分7p8rです。結局、このくらいのプレイヤーとして落ち着いちゃうんだろうか。全体1位指名なのに。ムバ=ア=ムウテは42分(!)出たものの、4p7r5a4sでFG1-12、ターンオーバー5、被ブロック4、ファウル4というやられっぷり。まだまだこれからかな。ヴィラヌエヴァが22分20p、マリク・アレンが25分18p4r。アレンがそんなに活躍しているようじゃなぁ。期待のセッションズはFG0-8、1p10a。やー。
今年も盤石なピストンズは今日もジョンソンを先発起用。4番扱いになっています。13分4p2r1a2b。アフラロがベンチで24分15p。チーム3ptがアフラロの3本を含む、9-14で64%。セッションズとレッドじゃ守れないってことかねぇ。

WAS 89-80 MEM

ウィザーズはビッグスリー全員欠場。ダニエルズ、スティーヴンソン、マグワイア、ブラッチェ、トーマスという、セカンドユニットみたいなスターターで戦っている。あらー。でもブラッチェが14p2r4a、ベンチの新人ジャヴェイル・マッギーが20p8r3b、さすらいのシューター、ダーマー・ジョンソンが23分11pと活躍して、試合を制している。ヘイウッドが意外と大変だっていう噂だから、マッギーは一気にステップアップするかもしれんね。
グリズリーズは固定スターターを全員30分以上出したのに、2軍に負けちゃいました。まぁ、まだ若いからね。メイヨは30分7p0a。アシストゼロかー。ゲイがFGを19本も撃って、21p5r2a。ウォリックが16p11r。コンリーにスターターの座を奪われたロウリー、クリッテントンは二人合計20分の出場。あわせて4p0a。使えば役に立つプレイヤーなのに、これじゃかわいそうだね。グリズリーズはもうHCを変えたほうがいいなー。たぶん。

OKC 82-88 MIN

オクラホマシティ・サンダーのファースト・ゲーム。先発はワトソン、デュラント、グリーン、コリソン、ウィルコックス。2番3番にSFが入って、4番5番にPFが入っているね。バランスが悪い……。スタッツリーダーはベンチのウィルキンズ。30分19p5r0a。デュラントは10p7r。グリーンは4p5r。このへんがもう少し伸びてくれないとなー。地元凱旋のデズモンド・メイソンはベンチで20分4p2r3a。新人ウェストブルックは19分13p(FG5-9)3r3a5to。粗いなぁ。
対するウルヴズはフォイ、ミラー、ブリュワー、マドセン、ビッグ・アルでスタート。やっぱり4番マドセンはそのままいくんだねぇ。ブリュワーが22分11p6r、ジェファーソンが25分13p9r。ベンチではラヴが27分10p5r、マッキャンツが15pで退場、カーニーが10p4r。駒はだいぶ揃ってきているんだけどねー。組み合わせがいろいろあって、悩ましいなぁ。ブレイク間近の人がたくさんいて、やりくりに迷いそう。

GSW 110-95 POR

ネリーズは1番にマーカス・ウィリアムズを起用。2番以降はキャプテン・ジャック、マゲッティ、ハリントン、ビードリンス。エリスが戻るまでは、これがベストかなぁ。マゲッティが20分15p、マーカスは16分3p2r2a2to。PGは控えのディッカウも21分8p1a、ダマーカス・ネルソンも8p1aと、力不足な感じ。エリスにかなり負担がかかりそうですねぇ。ベンチではアズブーキが18p(FG7-10)、ブランダン・ライトが16p5r。
走り負けたブレイザーズは、怪我でロイ、ウェブスターを欠くメンツ。ロイは軽症のようですが、ウェブスターはすぐには戻れなさそうな雰囲気。ありゃー。この日のスターターはベイレス、ルディ、アウトロウ、オルドリッジ、オデン。ルディが15p5r7a6s6toという、とったりとられたりなスタッツをマーク。おもしろい人だなぁ。ベイレスと2人で合計11個のターンオーバーを喫しています。ネリーズの向こう見ずな速さに圧倒されたんだろうね。オデンは14p9r。2試合目も元気そうで何より。ベンチでセルヒオが8p10a6to、バトゥムが6p5r3a1s1b。彼はスケールの大きさを感じさせるなぁ。

ATL 100-96 PHO

ホークスは今日もスターター固定。強さが安定してきたねぇ。いいことだ。マーヴィンが19p(3pt3-5)6r4a2s。彼がこの万能性を毎試合出せれば、ホークスは一気にコンテンダーの高みに昇りつめますな。スミスは22分18p3r。じょじょにスミス、ホーフォード、マーヴィンが主役になって、ジョンソンが脇役になっていきそう。エイシー・ロウがベンチで25分10p2a。パチュリアが19分で9p7rと、熱いところをみせています。
新生サンズはアマレ欠場を受けて、ナッシュ、ベル、ヒル、ディオウ、シャックでスタート。シャックが21p10r。ナッシュは3p(FG1-4)1r9a。ベンチでバーンズが12p5r5a、タッカーが14p(FG6-12)、新人ロビン・ロペスが15分5p1rで退場。チーム3ptが3-10です。いやー。もうこれは別物だね。シャックを中心に、着実に攻めたってことだろうなぁ。ナッシュの控え候補、ゴラン・ドラジッチは22分5p3r3a1s1b、1to。今年のサンズにはひかれないなぁ。