プレシーズンマッチ

3日目。グレッグ・オデンが1年越しのデビュー。

TOR 104-84 CLE

ラップスが4Qを26-11と制して快勝。スターターはカルデロン、パーカー、ムーン、ボッシュ、オニール。全員20分弱の出場。ベンチのほうがプレイタイムが多いです。そのベンチメンバーが、セカンドハーフを圧倒して勝利をたぐりよせた模様。ウィル・ソロモンが32分17p3r4a6to。ちょっと粗いなぁ。地位が危うくなっているバルニャーニは25分15p8r。いいことはいいんだけど、特別すごくないんだよなー。ハンフリーズが14p5r。スターターではオニールが19分11p4r。シュートを2本ブロックで止められています。まだこれからかねぇ。
キャヴスはバックコートがモー・ウィリアムズとパヴロヴィッチ。フロントコートは昨季といっしょ。レブロンは8分1p2r2a。とくに怪我をしたわけではなく、先々を見込んでゆっくりやっているようです。モーが12p3r4aで動きのいいところをみせているけど、レブロンが出ていないっていう状況でのスタッツだからなぁ。レブロンがボールを持ったら、もっと控えめになるだろうね。キャヴスはベンチが相変わらず、地味で爆発力を欠いている印象。ブービーが22分12p、新人ヒクソンが21分7p4r。今年もレブロン以外の要素が問題になりそうですな。このチームには変化をつけるプレイヤーが必要だと思うんだけどねー。07年プレイオフブービーが演じたような、レブロン以外の爆発力。それが確立できれば、リングはすぐそこだと思う。今日欠場したウェストが戻ってきたときに、彼とモー、パヴロヴィッチ、ザービアック、ブービーをバックコートでどう回すかが問題だな。インスタント・オフェンスの役割を担えるのは、このなかだと誰だろうねぇ。

MEM 93-96 HOU

メイヨ登場。評論家筋の予測の通り、2番での起用ですな。まぁ、コンリーがいてもメイヨを指名したんだもんな。こういうことなんでしょう。コンリー、メイヨ、ゲイ、ウォリック、ガソル弟でスタートです。コンリーが24分13p7r5a0to、メイヨが30分14p(FG6-13)3r1a3to。なかなかいいコンビなんじゃないすかね。二人で3pt3-5だし。メイヨの試投数が13で、ウォリックの14、ゲイの13と大差ないところをみると、無駄な動きもしていないようだしねぇ。やー、意外とおとなしいなぁ。ガソル弟は19分5p2r。じきに本格始動するだろうね。ベンチではロウリーが23分12p。イラン人センター、ハッダディは17分4p5r。リバウンドマシーンとして期待できそうな感じ。ただこれ、クリッテントン、ヤリッチ、ミリシッチ、ダレル・アーサーが欠場しているなかでの試合だから、ちょっとまだ全貌はみえていないね。
ロケッツはTマックが欠場。オルストン、ヘッド、ロンロン、スコラ、ヤオ。ロンロンが24分15p6r1a2sでやる気いっぱい。なんだろうねぇ。この人は。ヤオは10p9r。故障明けすぐにオリンピックに出たことは、とくに問題にはならなかったみたい。や、なによりですな。この日のロケッツは、ベンチメンバーが活躍。複数年契約で残留したランドリーが22分18p9r。すごい。2年目のブルックスが13p5a、チャック・ヘイズが6p8r、マイク・ハリスが24分9rと、脇役がみんな自分のよさを出しています。バリーはロケッツではシューターとして稼働。22分10p(3pt2-6)と、スパーズ時代よりも攻撃偏重のプレイをみせたようです。ふむふむ。今年のロケッツは例年以上にスリーポインターの爆撃が増えそうですな。

WAS 82-108 DAL

ウィザーズがボロボロ。エージェント・ゼロの開幕前故障に続いて、ジェイミソンも負傷ですよ。幸い、左ひざをちょっと痛めただけで、MRI検査で問題がなければすぐに復帰するみたいだけど、それにしてもねぇ。ここはビッグスリーが全員怪我しやすいってのが最大の弱点だよなー。今回の怪我はディフェンス時の衝突で、突発的な事故だから仕方ないけどね。今後も心配ですな。で、ウィザーズのスターターはダニエルズ、スティーヴンソン、バトラー、ジェイミソン、トーマスです。トーマスが出てるのも、これも怪我の影響ですな。ヘイウッドが離脱しているからね。チームをリードしたのは控えのブラッチェ。26分18p(FG8-19)5r。この人は毎年この時期はよく撃ってよく点をとるんだけど、シーズンがはじまるとアリーナスがいるせいか、急に地味になるんだよな。かみあってないのかねぇ。ペチェロフも12p7rで、控えのビッグマンがいい調子です。ま、ジェイミソンがいないぶん、プレイタイムが臨時で増えたってことでしょうな。前途多難な船出。
マヴスは今季こそ、キッドを迎えた効果を出したいところ。スターターはキッド、アントワン・ライト、頭痛の種、ノヴィツキー、ダンピアー。テリー&スタックを二人ともベンチに置いて、あえてライトを使っています。ははー。カーライルHC、変化を出してきたね。ライトは18分9p2r4a3s。守備要員でしょうか。ふむふむ。キッドは6p5r7a6toでまだまだ練習中。ハワード&ノヴィツキーが二人で32p13rと活躍。相性はいいからねー。ここの問題は、油断して時代に乗りきれなかったってことだけなんだよな。ベンチではバスが15分17pで今年も好調を維持。おもしろダンカー、ジェラルド・グリーンが6分の出場で4pを記録しています。時間もらえるといいねー。身体能力が突出しているプレイヤーは、キッドの力を借りればいかようにでも化けられるだろうからねぇ。

UTA 99-90 LAL

ジャズはブーザーが欠場。デロン、ブリュワー、マイルズ、ミルサップ、オクー。昨年2番の座を争ったブリュワーとマイルズが二人ともスターターで出て、キリレンコがベンチスタートになっています。ふむふむ。そういう考え方もあるねぇ。デロン・ウィリアムズは24分11p8a2s、ターンオーバー1で盤石。ポイントガードの見本だね。ブリュワーが13p(FG6-12)、ミルサップが13p3r。ベンチで今季の飛躍をめざすアルモンドが17分10p。キリレンコは22分6p1r2a。またケンカでもしたんすかねぇ。
レイカーズはバイナムがベンチに入り、スタート時はアリザ、オドム、ガソル兄でフロントラインを形成。でもガソルは唇を切って5分で下がっています。あらあら。アリザは10p5r1a1s1b。バイナムがベンチから24分出て15p8r1a。ターンオーバー4、被ブロック3、ファウル4だから、まだ本調子ではなさそう。コービーは24分8p5r5a。まぁ、この人は言うことないですからね。オドムは19分3p5r3a、ファウル5。やー、オドムどうなっちゃうのかねぇ。

SAC 81-110 POR

グレッグ・オデンのデビュー戦。迎え撃つは、再建まっただなかのキングス。試運転としてはいい相手ですな。オデンは先発の5番で登場。19分13p(FG5-8)5r2a2b、パーソナル・ファウル4。順調な滑り出しと言っていいんじゃないでしょうか。ほかにも有望株続々のブレイザーズは、スターターがセルヒオ、ロイ、ウェブスター、オルドリッジ、そしてオデン。全員2桁得点を記録しています。やはり今年はブレイザーズがくるな。セルヒオが26分11p7a。ロイもアシスト7つ。ベンチのルディ・フェルナンデスも19分6pで5aだから、3人のガードが5以上アシストを決めたわけですな。いい回転率。ほかにもジェリド・ベイレスが18分5p3r3a、バトゥムが12分3p1r1aと、新顔がデビューを果たしています。昨季のライジング・スター、トラヴィス・アウトロウは17分9p7r2a。力はあるけど、席がない。
ブレイザーズとは対照的に、編成がいまひとつうまくいっていないキングス。この日のスターターはウドリー、ガルシア、サルモンズ、ムーア、ホーズ。ケヴィン・マーティンは欠場。さすがにこの5人では厳しいなー。ウドリーもサルモンズもムーアも、他のチームだったらベンチプレイヤーだからなぁ。スタッツリーダーは控えの新人ドンテ・グリーン。23分18p(FG4-11)2r0a。得点は高いけど、アシストがなくてFG%が悪いってことは、個人技で攻めちゃったってことだろうね。負け試合ということをふまえて考えると、特筆すべきスタッツではないな。そのほかの若手は、ホーズが29分4p6r4pf、シェルデン・ウィリアムズが7p(FG1-7)6r、トンプソンが6p4rと、似たりよったりの低調ぶり。再建にはもうしばらく時間がかかりそう。