デッドライン・ルーマー2008
トレード・デッドラインまでおよそ1週間。今年も火のないところにモクモクと煙が立っております。
- ジャズがCメーメット・オクーのディフェンス能力に不満を抱いているらしく、その点を補強するためにペイサーズCジェフ・フォスターをねらっているという噂が。でもジェリー・スローンHCはこの2月には大きな動きをするつもりはない模様。
- いっぽうシカゴ界隈では、ジャズがブルズC“ビッグ・ベン”ウォレスをねらっているという話も出ています。SFアンドレイ“AK47”キリレンコとの交換だって書いてあるけど、それはないんじゃないかねぇ。シカゴのメディアによると、ウォレスがシャックやガソルへの対抗策だと見込まれているそうです。どこもかしこもセンターだねぇ。勝てなくなったビッグマンが西に動く年なんだろうか。
- ライバルたちの補強によってすっかりかすんでしまったマーヴェリクスは、ミッドレベル・エクセプションを使ってベテランを補強しようと考えている模様。ターゲットはいずれも現職のあるプレイヤーで、クリッパーズPGサム・キャセール、ヒートPGウィリアム“スマッシュ”パーカーら。彼らがバイアウトされてマーケットに出てきたら動くようです。
- そのマーヴェリクスでは、ベンチでくすぶっているSFデヴァン・ジョージが移籍を望んでいるそうです。プレイタイムがほしいらしい。EJよりは自分のほうがいいだろう、という思いがあるのかもしれないねぇ。チームは移籍を認めない模様。
- ってかマーヴェリクス首脳陣は、バックコートがむしろ人材不足だと考えていて、グリズリーズSGマイク・ミラーに興味を示しているらしい。ジョージ、不憫よのう。マヴスとしては、EJの衰えが予想以上に早く、バレアの成長が期待したほど早くない、ということが誤算なんでしょうな。
- シューターが次から次へと不調に陥っていくキャヴスも、状況を打開するためにグリズリーズSGマイク・ミラーをねらっているらしい。ミラー大人気だな。や、でもキャヴスの場合はレブロンがボールを持ちすぎて、シューターのリズムにならないことが問題だよな。
- キャヴスはなんならシクサーズSGゴーダン・ギリチェックでもいいと思っているらしい。
- キャヴスはレブロンのご機嫌をとるために、ネッツPGジェイソン・キッドの話にからもうとしているらしい。ネッツの希望はPGダニエル“ブービー”ギブソンとPFドリュー・グッデン。それはお互いにいいかもしらんねぇ。ギブソンは落胆しそうだけどねぇ。
- キャヴスは、キングスPGマイク・ビビーのこともまだあきらめていないそうです。
- キャヴスとは反対にシューターがあふれかえるマジックでは、SG J.J.レディック先生がプレイタイム不足で爆発寸前だそうです。すでにトレード要求をすませたという報道も。ぷぷぷ(笑)スタン・ヴァン=ガンディHCは「ジャーメイン・オニールだってスターターになるのに6年かかった」と励ましの一言を発していますが、火に油を注ぐとはこのことだ(笑)
- そのマジックでは本格的にハワード時代がはじまり、デプス・チャートの見直しがはかられている模様。チームはとりあえず、この冬にPFパット・ギャリティを放出したいらしい。たしかに、マジックに必要なのは撃てるビッグマンじゃなくて、リバウンダーだね。
- ガソルトレードでめちゃくちゃになったグリズリーズは、1番にマイク・コンリー、カイル・ロウリー、ジャヴァリス・クリッテントンと、3人の若手が重なってしまったため、ロウリーかクリッテントンのどちらかを放出する模様。だったらクリッテントンなんか獲ってくるなよなぁ。なにこの謎のマネージメント。
- ガソルトレードと言えば、スパーズHCグレッグ“ポップ”ポポヴィッチは、グリズリーズとレイカーズの戦力不均衡ぶりに不満タラタラで、リーグに対してトレード審査のしくみをつくるべきだと訴えているそうですよ。あんたらだってデイモン・スタウダマイヤを安値で獲ったじゃないか。お互い様だ、お互い様。
- キングスは今年こそロンロンをどうにかしようと奔走中。ナゲッツに差し上げて、代わりにSFリーナス・クレイザ、PFエドゥアルド・ナヘラを獲得するという話があるらしい。またしても、ナゲッツにチンピラが。
- ナゲッツは、2番みたいなPGばっかり集まって困っちゃったので、クリッパーズPGサム・キャセールの獲得を検討中。でもキャセールもけっこう撃つタイプだけどなー。
- そのキャセールは、バイアウトによる退団、KGとの合流を画策中と報じられましたが、その話は本人が否定。そんなこと言ったら「チームメイトに対して失礼」だそうです。
- ちなみにクリッパーズは、キャセールを出すならファーストラウンド・ピックとの交換が望ましいと考えている模様。
- キャセールと違ってよくも悪くもあっけらかんとしているウルヴズPFアントワン・ウォーカーは、ウルヴズのことはどうでもいいらしく、タイトル・コンテンダーへの移籍を熱望。ま、そういう人ですよね。
- ウルヴズでは、SGジェラルド・グリーンも移籍を希望しているそうです。そういうこと言ってると、将来ウォーカーみたいになるぞ。
- ウルヴズを出ていった人といえば、今季ヒートに移籍したSFリッキー“阿呆”デイヴィスがいますが、彼は移籍先でも勝利にちっとも貢献できず、早くもお払い箱になるようです。チームは再建トレードの駒として使いたい様子。本人は嫌だ嫌だ引っ越しばかりで疲れたトレードなんて嫌だとごねていますが、さてどうなることやら。
- アイザイアがキングスPGマイク・ビビーをねらっているとかいないとか。
- アイザイアが自分で獲ってきたCジェローム・ジェイムズから「使わないなら放出してくれ」と言われているとかいないとか。
- どいつもこいつも中途半端に若くて落ち着かないブルズは、PG“キャプテン”カーク・ハインリッヒとシクサーズPGアンドレ・ミラーの交換を考えている模様。ブルズのバックコートって、質はいいけどバランスが悪いよなー。
- ブルズがハインリッヒを残して、PGクリス・デュホンをトレードに使うという噂もあるようです。デュホン+αでキャヴスPFドリュー・グッデンをねらっている模様。デュホンは売るとしたらいまだろうねぇ。
- ブルズがハインリッヒもデュホンも残して、ゴードンをあきらめるという説もあるようです。1番ハインリッヒ、2番デュホン&セフォロサで十分にやれるじゃないか、という話。そうねー。もう誰を出してもいいよねー。
- ブルズはCベン・ウォレスの引き取り手も探しているそうです。先述のジャズに加えて、ニックスも移籍先の候補に挙がっている模様。カリーと交換だったらおもしろいなぁ。
- ブルズはベンチも再編中で、ロシア代表SGヴィクトール・クリャパをバイアウトで放出するそうです。ロシアリーグに行くらしい。やー、このチームはなにもかも悪い方向に向かって回りはじめちゃったなぁ。
- で、そのリビルディング・ブルズを来季からラリー・ブラウンが指揮するという話があるそうですよ。トーマスとノアは戦々恐々であろう。
- ロケッツPGスティーヴ・フランシスが右ひざの手術を受け、今シーズン中の復帰は絶望的に。残念だね。仕切り直しのシーズンになるとよかったんだが。また来年、あのアグレッシブなプレイをみせてほしいものです。
- もはやチームとさえ呼べない感じになってきたニックスは、獲ったばかりのPFザック・ランドルフさんと、エースになるはずだったCエディ・カリーを売っ払おうと考えている模様。売るとか買うとか交換するとかって話の前にやることがあるんだけどなー。
- 以前はランドルフ&カーター噂なんて話もありましたが、ネッツは今度はSGヴィンス・カーターを使ってペイサーズからCジャーメイン・オニールを獲得しようとしているらしい。二人とも怪我しやすいし、モチベーションが下がっているし、等価交換って感じがするねぇ。問題は、どちらも健康じゃないから、トレードがいつまでたっても成立しないというところ。いまはオニールの足がダメらしい。