ゴッドスター

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やー、これはあまりおもしろくなかったなぁ。幾人かの人物の記憶、発想、成長、親交などのうつりかわりが描かれているんだけど、それがなんだかもうひたすらにリズム重視、瞬間重視で進んでいて、話としてこちらに伝わってこない。イメージとしてはくるんだけどね。エピソードが俺の頭に根付いてつながって、場面場面に対する親しみや楽しみや驚きがわいて、読み進めるのが待てなくなって、っていう小説じゃないんだよな。や、これは文章の書き手が読んだら楽しめるんじゃないすかね。俺はごく平均的な一人の読み手なので、ここまで瞬発力をあげられてしまうと、ちょっとついていけないな。うーん。残念。なんかアレだなぁ。なぜかバトルスのアルバムを思い出したねぇ。あれもかっこいいとは思うんだけど、全身でついていくことができないんだよなー。