ジェイソン・キッド

レイカーズ、サンズに続いてマヴスもトレードを敢行。今年はすごいなー。去年いろんな話が不発に終わったぶん、ぜんぶ今年にまわっているねぇ。
マヴスはネッツからPGジェイソン・キッド、PFマリク・アレンを獲得。見返りにPGデヴィン・ハリス、SGジェリー・スタックハウス、Cサガナ・ジョップ、コーチに嫌われちゃったSGモーリス・エイガー、SFデヴァン・ジョージ、2008年のファーストラウンド・ピックと、300万ドルを放出。すごい量だな。スタックハウスはトレードを成立させるための金額調整に使われるだけで、移籍後すぐにバイアウトされ、マヴスと再契約するそうです。リーグの規定で移籍後30日間はサインができないらしく、その期間は休養にあてる模様。なるほどなるほど。
と、ここまでは話が順調に進んでいたんだけど、上記の内容で両チームが合意した後に、アーリーバード条項での契約となっていたデヴァン・ジョージが、自信のトレード拒否権を行使。権利は正当なものであるため、マヴスは仕方なく、別のプレイヤーを選ぶことになりそう。ジョージ説得という線も残されてはいるようですが、それはないんだろうなー。やー、すごい展開だな。これは移籍志願を無視されたことへの腹いせなのかねぇ。

ダラス・マーヴェリクス

  • 1 キッド、テリー、バレア
  • 2 EJ、出戻りスタックハウス
  • 3 ジョシュ・ハワード、ハッセル
  • 4 ノヴィツキー、バス、ファゼカス、マリク・アレン
  • 5 ダンピアー、ジュワン・ハワード
  • HC エイヴリー“リトル・ジェネラル”ジョンソン

既報通りだとすると、こんな感じ。やー、こりゃマヴスも強くなりそうだ。まいったね。このままだと13名なので、誰かしら補強するでしょうな。獲るとしたら5番かなー。ダンピアーは怪我が多いし、40分出るタイプでもないからねぇ。バスを使い回すのにも限界があるだろうし。ジュワン・ハワードに期待をかけるのもアレだし。NBDLのプレイヤーでもいいから、誰か獲りたいところですな。しかしまぁ、こうしてみてみると、ジョップが意外と大きな役割を担っていたことがわかるねぇ。今回のトレードは、ハリス+ジョップ+キャップスペースと、キッドとの交換だったということだな。

ニュージャージー・ネッツ

  • 1 ハリス、マーカス・ウィリアムズ、ダレル・アームストロング
  • 2 ヴィンス・カーター、アントワン・ライト、エイガー
  • 3 RJ、ナックバー、ジョージ
  • 4 ブーン、シーン・ウィリアムズ、スウィフト
  • 5 クルスティッチ、ジョップ、マグロア
  • HC ローレンス・フランク

ネッツは再建モードに。やー、これは悪くないんじゃないすかねぇ。若くてのびしろのあるプレイヤーがたくさんいる。ハリスとマーカスはタイプがわかれるから共存できるだろうし、エイガーもシューターとして使うぶんには役に立つでしょう。もしくは、カーターを使ってほかの若い2番を獲ってきてもいい。ハリスの速さ、マーカスの展開力にブーン、シーン、スウィフトらの身体能力を組み合わせれば、スピーディで力強いオフェンスが形成できるんじゃないだろうか。ジョップも控えとしては十分だし、彼がいればインサイドのディフェンスもそれなりに安定するでしょう。シーン・ウィリアムズと二人並んだら、ショットブロックの面ではけっこう期待ができるのでは。RJも跳べるしね。バックコートにもフロントコートにも若手が入って、そのメンバーをまとめるRJが、いまキャリアのピークをむかえようとしている。や、意外といいバランスじゃんか。オールスターPGを放出してチームを切り崩したわりには、未来のみえる状況だと思います。楽しみ楽しみ。