岸田、楽器を語る

やー、最近の岸田日記おもしろいなぁ。ギターについては言語として語っていて、ドラムとベースについては、その位置や在り方、自分との関係を語っているね。やー、いいなぁ。彼は、難しい熟語を駆使して難しいことを書こうとしているときより、簡単な言葉を使って感慨をシンプルに表そうとしているときのほうが、いい文章を書くね。やっぱり、文章の人ではないんだろうなぁ。ジャパンの連載はちゃんとした文章を書こうとしていて、ぜんぜんおもしろくないんだよなー。この人の詩は音を失うとここまでつまらなくなるのか、と思って愕然としたことがある。いっぽう岸田日記は、日によって主旨が違ってちらかった印象だけど、ときどきすごくおもしろい。最近はとくにおもしろい。やー、不思議な人だなぁ。