プレシーズンマッチ

14日目。

WAS 109-104 CLE

ここまで順調だったウィザーズに悪夢が。ビッグスリーの一角、PFアントワン・ジェイミソンが右肩をひねって負傷退場したそうです。肩かー。肩の負傷と言われると、ウェイドの肩がおそろしい方向に曲がってしまった、あの日のことを思い出して怖くなりますね。ちょっと長くなるかもしれませんな。
そんなわけで、ジェイミソンは7分2pで下がりましたが、ウィザーズが勝っています。マイク・ミラーがベンチから17分24p5r3a。スリーポインターを5本撃ってすべて命中。お見事。アリーナス18p4a、ブラッチ16p8r、フォイ21p5a。ジェイミソンのぶんまで奮起した、という感じでしょうか。
キャヴスはインフルエンザでレブロンが欠場。モーも引き続きケガで出場ならず。ブービー、パーカー、ジャワッド・ウィリアムズ、ヴァレージョ、シャックというラインナップに。シャックは13p6r。抜擢されたウィリアムズが25分21p(3pt4-6)5r2a。ターンオーバー1、+/-比+8という好成績。素晴らしい。ベンチでアンドレ・バレットが26分8p3r8a。この人も戦力になりそうだね。ジャマーレオ・ムーンが22分12p3r2a。彼は力はあるのに、なぜかジャーニー・マンになってしまったなぁ。

TOR 90-106 BOS

セルツがフルメンバーで快勝。3番4番が35点。アレンは不調で8p(FG1-7)6r。彼はここ数年、ちょっと波が大きくなってきたな。ベンチではレスター・ハドソンが13分12p2a2s、ターンオーバーゼロ。少ない時間でよくやっていますね。
ラプターズはターコルーが登場。カルデロン、デローゼン、ターコルー、ボッシュ、バルニャーニが先発。これがベストメンバーでしょうね。注目のターコルーは21分6p5a。まぁ、これからですかね。ボッシュが21p4r、バルニャーニ6p(FG2-8)7r。ミドルレンジが得意とはいえ、センターがこのフィールドゴール成功率ではなぁ。チームが安定しませんわなぁ。ベンチではジャック&ウィームスのガードコンビが活躍。12p3r5aと12p2r。ただ、よく点はとっているんですが、ターンオーバーが2人あわせて6です。多い。ベリネッリは14分2p。

ATL 111-96 MEM

ホークスが前半だけで71点をマーク。圧勝しています。今日もいつものベストメンバーで、ホーフォードが14p5r。ほか4名は20分以下の出場にとどまっています。スタッツリーダーはベンチのエヴァンス。27p3r2a。彼も意外と爆発力があるからねぇ。新人ティーグが13p5a、コートニー・シムズが13分12p。オセロ・ハンターが16分でリバウンドを5個拾っています。
グリズリーズは泥沼。これで1勝4敗と、今季も暗雲が立ちこめています。スターターはコンリー、OJ、ゲイ、ザックさん、ガソル弟。AIがいないことをのぞけば、ベストメンバー。それでも勝てないという苦境。ザックさん18p8r、ガソル13p6rと、インサイドはそれなりの結果を出しましたが、ガード陣が空回り。先発のOJと控えPGのマイク・テイラーが、2人とも20分強出て、10p1a6toと5p5a6to。ちょっとミスが多いね。新人トリオではこの日もキャロルが22分12p4rといちばん目立っています。大学時代にスターだったサビートやヤングより、キャロルのほうがプレイタイムを多くもらえそう。

CHI 99-94 MIN

ローズとトーマスを欠くブルズが、ほかのメンバーの奮起によって勝利。これは戦力の底上げになりますね。スターターはハインリッヒ、サルモンズ、デン、ギブソン、ノア。ノアが14p7r、サルモンズが16p4r3a。さらにベンチでは、フロリダ大でノアとチームメイトだったクリス・リチャードが、古巣のウルヴズ相手に30分17p13r12bと大活躍。新人ジョンソンも9p10rと続いています。パーゴは6p4r4a。FG10本ミスで、ターンオーバーも3つなんで、効率は悪いけど、インスタントオフェンス担当としては、こんなもんでしょうな。
ウルヴズはフリン、ブリュワー、ゴームズ、ラヴ、ジェファーソン。これがベストかな。ラヴが12p13r、ジェファーソン12p6r。この2人は磐石ですね。ノア、リチャードと同じく元フロリダ大のブリュワーは26分12p5r3s。まだ物足りない数字ではありますが、時間はもらっています。ベンチではセッションズが13p3r5a。ダミエン・ウィルキンズが10p3r。ガードは先発と控えとの間に、力の差があまりないかもしれない。

MIA 91-96 OKC

ヒートがまた負けました。厳しいなー。相手は新進気鋭のサンダー。やっぱり勢いが違うんでしょうか。サンダーは2番セフォローサ、5番にイタン・トーマス。ハーデンはお休みで、クルスティッチはベンチスタートです。セフォローサもトーマスも平凡な数字。6p2rと11p2r。これでは先発の座をつかむのは難しい。主力3人は完璧な仕上がりです。ウェストブルック12p6r7a、デュラント30p6r、グリーン25p3r。今年はウェストブルックがオフェンスを自重できれば、デュラントが得点王をとりますね。ベンチ勢は時間を埋めただけで、活躍はなし。ウェストブルックはこの時期に35分も出ています。しかし彼とデュラントの6個が最多リバウンドで、ビッグマンが2つくらいしか拾えていないってのは問題だろうなぁ。
ヒートはこれで3連敗。ウェイドは欠場です。2番にはQちゃんが入って、33分11p(3pt1-7)3r。最多得点はビーズリーで、24p4r。ただしターンオーバー7。きついなー。オニールは10p3r。ベンチでクックが3pt4-7の14p。ヒートがきついのは、この先大きく伸びそうなプレイヤーがあまりいないってことだね。Qちゃんもハスレムもオニールも、JJも新しくとったアローヨも、もうピークは過ぎているもんなぁ。それなりの顔はそろっているけど、先がない。チェルマーズ、クック、ビーズリーの飛躍にかけながら、来季を待つ感じですかね。

LAC 93-90 SAS

クリッパーズがブレイク・グリフィンの活躍でスパーズに勝利!って言うと時代が変わったかのような印象がありますが、これはスパーズがプレシーズンでのんびりやってるからです。おそらく。
それでもグリフィンがすごいのは本当で、4番で先発出場して29分23p(FG10-14)7rという怪物級の数字を残しています。さすが。5番のディアンドレ・ジョーダンも15p8r。この2人をどうにかして伸ばしていきたいですね。ジョーダンは4pf6toでブレーキになってしまったようなので、そこが課題かと。この日のクリッパーズは阿呆を先発させてソーントンをベンチスタートにしていますが、スタッツは7p4aと18p4r。やはり力の差は明らかですね。ソーントンは4Qに13点をとって、終盤の逆転劇を演出したようです。
そんなこんなでグリフィンの引き立て役にまわったスパーズは、ヒル、へアストン、RJ、ダンカン、マクダイスでスタート。ダンカンとマクダイスは2人あわせて30分の出場。6p5rと4p4r。へアストンが23分9p5a0toと、意外な活躍。ベンチではブレアが24分11p12r。グリフィン相手で燃えたんでしょうな。マインミも7p5rとまずまずの結果です。

PHO 110-104 POR

サンズがようやく初勝利。スリーポインター12-23。ようやく調子が出てきたようです。スターターはナッシュ、Jリッチ、カーロス・パウエル、アマレ、フライ。ナッシュが33分23p(FG10-16)15a。いまからそんなにがんばらないでー。アマレ15p2r、フライ3p4r。シャックを出したことで、リバウンド力は落ちていますね。そりゃそうだよな。マリオンもシャックもいないんだもんな。ベンチではバルボサが24分で25点を奪取。お見事。スリーポインター5-7です。そうそう。そういう攻撃だよね。サンズに必要なのは。ドラジッチが9p5a、ダッドリーが7r4s。彼らもがんばってくれています。
ブレイザーズはミラー、ロイ、ウェブスター、オルドリッジ、オデン。やはり今年はオデンが先発なのか。彼は17p13r3bでサンズフォワード陣を圧倒。怖い!オルドリッジが20p7r、ウェブスター15p5rと、ブレイザーズのフロントコートが軒並み活躍しています。あちゃー。さらにミラーが25p5r6aと、なぜかロイのようなスタッツをマーク。これはいったい?ベンチではアウトロウが18分10p4r。今年は不遇だね。