ルーザー

Loser

Loser

先週、矢沢のニューシングルを買うためにレコ屋へ行った。そこそこ広い店なのに、なぜか売っていなかった。レコード会社が変わったからかなー。むうー。また行かねば。
や、でもほかにもいろいろ気になっているものがあったので、試聴してきましたよ。以下、ざっくりとした感想。

アロウズ

アロウズは小さくまとまっちゃったねぇ。インディーズで話題に→メジャーデビュー→はしゃぎすぎる→自分を見失って低迷→原点に立ち返ることを決意→原点を意識しすぎて縮こまる、という経緯をたどっているように思います。新譜はおだやかな頃のアロウズの空気に似ていていいんだけど、以前にはあった、内に秘めた情熱みたいなものがあまり感じられないんだよなー。うーん。今回も見送ります。残念。

UKのベテラン

プロディジーの新譜は、プロディジーとしか言いようのない音楽だった。すごいなぁ。何年もアルバムを出していなかったのにねぇ。自信たっぷりでブレがなくて驚いた。ファイヤスターターやスマックマイビッチアップを思い出した。ちょっとほしい。
ノーマン・クックの変名ユニットも、ノーマンらしいアホな音楽で、これまたブレがなくて笑った。オアシスもプロディジーも、ノーマンも、今更ながら元気だよなー。マイペースにやっていて微笑ましい。や、90年代のミュージシャンがなぜか調子を取り戻していておもしろいね。

謎のDJユニット

N.A.S.A.というDJユニット?のアルバムも聞いてみた。カニエやジョージ・クリントンがゲスト参加している、話題の一枚。ナサという名義そのままのスペーシーなトラックに、豪華ゲストの声が豪華にのっていた。や、これはもうパーティみたいなもんで、作品ではないね。

若手

近頃よく名前をみかける、フランプールという名前の新人バンドのCDを発見。試聴しました。や、優秀なポップソングですね。新人なのによくできていて、びっくりした。ボーカルが達者。ミスチルとかウーバーワールドとかあのへんの、歌いながら演技するタイプの歌手ですね。歌い方が上手でメロディもきれいだから、名曲感が強い。そのうえ無駄な個性はおさえていて、どこかで聞いたことがあるような感じもする。すごいなじみやすさ。これはすごいなぁ。この人たち、あっという間にアリーナツアーとか始めるんじゃないすかね。なんかそういう種類の浸透力を感じるよ。
やー、勢いのある若者のポップスを聞くと、やっぱりくるりにはポップスは無理なんじゃないかと思いますねぇ。空気が違うよね。音や声の。空気っていうか、なんだろうなぁ。音のもっている水分の濃度が違う気がする。くるりの音はよくも悪くも粘度が高い。薄いのも濃いのも、どちらもいいものだと思うんだけどね。それを自在に変えられるようになるには、きっとすごい才能が必要なんだろうなぁ。やー、難しいものですな。

アンジェラアキ

や、最近アンジェラの歌が好きで好きでしょうがないんですが、あれ、みなさんはどうですか。やー、15歳の子らのために歌をつくって、丁寧に歌って商品にして、そのうえで本当に15歳の子らに会いに行って、子どもたちの目の前で歌って、気持ちを伝えるって、あれ、なんて誠実な活動なんだろうね。まぁ、その陰にはさまざまな思惑があるんでしょうが、そういう要素をひっくるめても、誠実な歌だと思うなぁ。俺は何年か前に宇都宮のフェスで、アンジェラがものすごい率直なMCで客の心をつかんでいく姿をみたことがあるので、なんとなく、彼女のストレートな物言いを信じているところがある。やー、またフェスでアンジェラみたいなぁ。ジャパンとかどうすかねぇ。出ないかなぁ。

というわけで

また明日にでもレコ屋に行って、矢沢とアンジェラを買おうかな。プロディジーは悩むなー。フジに来るなら買ってもいいんだけど。や、あと最近なにか出たかねぇ。みなさんなにかおすすめあります?