ドリブル・ドライヴ・モーション・オフェンス

以前にメンフィス大学タイガースの試合をみて、デリック・ローズはレイアップ主体のプレイが多いというようなことを書いたのだが、どうもそれは彼個人の好みではなさそうだ。チームオフェンスが、ドリブルを中心に組み立てられているらしい。こないだのスポーツ・イラストレイテッドに書いてあった。メンフィス大はドリブル・ドライヴ・モーションという名前のオフェンス・システムを使っているそうです。デンヴァーナゲッツボストン・セルティックスでも使われているとのこと。詳細はこちらこっちのほうがわかりやすいかなー。
1番のドリブルを起点にオフェンス・スタート、状況に応じて2番3番がパスを受けてドリブルを重ねる。ドリブルの連続のなかでパス、シュートを繰り出して、相手のインサイドを引っかき回す。ってな感じかねぇ。4番5番のポストアップ・プレイがほとんどなくて、人が始終めまぐるしく動いているような印象。ボールをインサイドに預けるってことがあまりない。ハーフコートのオフェンスなんだけど、ビッグマンを使っていないという不思議なシステム。そういえばメンフィス大は比較的小さいラインナップだ。ドリブル中心のシステムに、ダントーニ&ナッシュがやっているような、カットインからのキックアウトもとりいれているらしい。うーん。難しいね。メンフィス大のスリーガードがうまくポジションチェンジを繰り返しているようにみえたのは、このシステムが稼働していたからかなぁ。やー、これは勉強になりますな。ドリブル・ドライヴ・モーションは、メンフィス大が今年絶好調だということもあって、俄然注目を集めているようです。トーナメントがはじまったら、あらためてじっくりみてみよう。うんうん。