アトランタ・バウンド

今度はキングスが。今年は本当、すごいなー。
キングスPGマイク・ビビーがホークスに移籍。キングスはPGアンソニー“AJ”ジョンソン、PGティロン・ルー、PFシェルデン・ウィリアムズ、Cロレンゼン・ライトと、2008年のセカンドラウンド・ピックを獲得。
やー、昨年までは「アトランタ行き」といえば移籍というよりも放出という言い方が似合うような、弱小チームへの厄介払いに近い響きがあったのに、すっかり変わりましたなぁ。ホークスに行くことが、勝つことにつながるなんて、ちょっと前には考えもつかなかったことだ。やー、時代は変わるね。イースタンの全体的な低迷と、アル・ホーフォードの加入が大きいんだろうねぇ。こないだの試合でも、ホーフォードのあきらめない姿勢がかなりきいていたしなぁ。やー、アトランタの人たちは嬉しいでしょうなぁ。アントワン・ウォーカーやアル・ハリントン、ジョー・ジョンソンが動いたときには、なにかこう、孤立無援のような、ちょっとかわいそうな雰囲気があったけど、今回は違う。これはビビーにとってもいい移籍なんじゃないすかね。あのフォワード陣を動かせるのは楽しいだろう。やー、ホークスがよくなってきたなぁ。楽しみ楽しみ。

アトランタ・ホークス

  • 1 ビビー、ロウ、サリム・スタウダマイヤ、クラクストン怪我
  • 2 ジョー・ジョンソン、マリオ・ウェスト
  • 3 マーヴィン・ウィリアムズ、チルドレス
  • 4 ジョシュ・スミス、ソロモン・ジョーンズ
  • 5 ホーフォード、パチュリア
  • HC マイク・ウッドソン

いやー、いいバランスになったねぇ。5番が弱いのは相変わらずアレだが、ホーフォードとパチュリアでできないこともないから、まぁ大丈夫でしょう。このトレードによる戦力ダウンは事実上、シェルデン・ウィリアムズの枠だけで、その4番はもともと重なっていたわけだから、とくにダメージはないはず。AJの安定感を失ってもビビーが入ればまったく問題ないし、ルーはむしろロウの成長の妨げになっていたし、これは本当、ホークスにとってはいいことだらけの動きだなぁ。やー、お見事お見事。1番と5番に勝負強いプレイヤーが入ったとなると、ホークスはあなどれない存在になりますな。若さもあるし、ダークホースと言っていいんじゃないだろうか。楽しみだー。

サクラメント・キングス

  • 1 ウドリー、AJ、ダウビー、ルー
  • 2 ケヴィン・マーティン、ガルシア
  • 3 ロンロン、サルモンズ
  • 4 ムーア、シェルデン・ウィリアムズ、ケニー・トーマス、アブドゥル=ラヒーム今季絶望?
  • 5 ブラッド・ミラー、ホーズ、ロレンゼン・ライト
  • HC レジー・セウス

いっぽうのキングスはこんな感じに。シーズン初頭の、ビビー欠場中のラインナップに近いね。ってかビビーが怪我したあの期間が、はからずもトレード後の構成を試すための準備期間になりましたなぁ。チームにとっては怪我の功名、ビビーにとっても悪い話じゃないでしょう。これもひとつの運だねぇ。このトレードはキングスにとっても悪い話ではないですね。ビビーが抜けても、ウドリー+AJで問題ない。2番は今後数年安泰だし、5番もミラーが復調して計算が立つようになった。そして、穴になっていた4番に若手のシェルデンを補強できた。これでロンロンのところにチルドレスを補強できていたら完璧だったけど、そこまでは望めないやね。3番はトレードでマゲッティやクレイザ、アウトロウ、ピートラスあたりを獲りにいってもいいんじゃないかなー。ヴィラヌーヴァを獲って、3番で使うのもいいかもしらんねぇ。
やー、このトレードは両チームの魅力を高める、理想的な動きだなぁ。楽しい楽しい。