コバマサ研究その1

プロ野球ファンのみなさん、こんばんは。今日はちょっとマニアックな話を書いてみますよ。俺たちの愛すべき守護神・コバマサについての研究です。
今シーズンのコバマサは、春先は調子よくすいすいとセーブを稼いでいたんですが、初夏に入って炎上することが目立ちはじめ、いまでは防御率が3点を超えてしまいました。連投の疲れなのかフォームの崩れなのか、球威で押すことができず、長打を浴びる日が多くなっています。
そんなこんなでコバマサのあまりの不安定感に業を煮やしたボビーは、後半戦に入って、先発完投型の野球を展開しております。先発ピッチャーが調子よく投げていて、130球程度で完投できそうな見込みがたったら、あえて不安定なコバマサを出さず、先発ピッチャーに最後まで投げさせるというスタイルの野球です。
その方針にしたがって、オールスター戦以降は俊介が1回、コバヒロが3回、久保が1回、成瀬くんが2回の完投を記録しています。えらい完投ぶりですね。前半戦と後半戦でどれくらい変わったかというと、このくらいです。

マリーンズ投手陣の完投率

  • 前半戦 84試合 完投13回 完投率15.5% 43勝34敗7分 勝率.512
  • 後半戦 24試合 完投7回 完投率29.2% 11勝13敗 勝率.458

ちなみに他チームの完投率は

  • ファイターズ 111試合 完投17回 完投率15.3%
  • ホークス 110試合 完投9回 完投率8.2%
  • ライオンズ 109試合 完投11回 完投率10.1%
  • イーグルス 112試合 完投4回 完投率3.6%
  • バファローズ 110試合 完投5回 完投率4.5%

はい、夏になって、先発投手の完投率がおよそ2倍にふくれあがってますね。ってかマリーンズの後半戦の完投率は異常です。コバマサと愉快な中継ぎ陣への不信感が、数字に出ちゃってます。いくらなんでもひどいよね。まぁ、それでも勝率が劇的に下がったわけじゃないから、先発のおかげでなんとかもってるなぁと思っていたんですが、さすがにこれだけ完投させまくると先発陣に疲れも出るようで、とうとう今日、こんな事態に陥ってしまいました。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/live?id=2007082304&key=09_1_04
イーグルス戦、2点リードで迎えた9回裏2アウト1塁の場面で、俊介が同点ホームランを被弾。121球目です。結局俊介は9回130球で降板。やー、彼の心身の疲労を思うと、こっちも倒れそうになるね。幸い、試合は相手のエラーでマリーンズがサヨナラ勝ちできたけれど、結果が出ればいいって問題じゃないよな。これは。こんな野球をやってたら、先発陣の質が落ちちゃうよ。や、中継ぎ陣がもちなおしてくれないと、プレイオフにたどりつくころには先発陣はボロボロです。みんながんばって!
やー、コバマサはやっぱり幕張の防波堤なんですな。彼が壊れたら、マリーンズも壊れてしまう。コバマサ先生、お願いします!先発のみんなを救けて!!(悲鳴)