JUBILEEの感想その28

そういえば、くるりはこれまでもロックから少し離れたジャンルの要素を飲みこむとき、ロックではなくそちらを中心にすえた曲をつくっているような気がする。永遠、LV30、カモンカモンとか。パールリバー、Army、静かの海とか。数字にしてしまうと趣をそぐきらいがあるが、例えるなら、ロック3:他ジャンル7くらいの割合で、ロックではないなにかに身を委ねている印象。それをパクリという人もいるし、変化だという人もいる。俺は変化だと思う。彼らは興味の対象に貪欲に近づいていって、それを飲みこんで、消化して、自分たちなりの色・形にしていくタイプのバンドなのだと思う。