大村達身、くるりを脱退

ホームページをみた瞬間、泣いてしまった俺です。なんだよなぁ、もう。血の気がひいて気持ち悪くなっちゃったよ。別れを恐れていたらくるりを愛することはできないって、頭ではわかってるつもりなんだけど、やっぱ体は正直なもんですね。いやいや。
でもまぁ、昨年の夏秋からたっしんがときおりギターを持たなくなって、嫌な予感はしていたのでした。まゼップのとき、彼がギターを置いて機械を操作してたことがあったからねぇ。あれはなんだ、という恐怖を抱いてはいました。ギターソロ、減ってたしなぁ。
その後、みやこ音楽祭でギター中心のいいライブをみたり、CDJで3人の弦がからむゴーバックトゥチャイナを聴いたりして、安心してたんだけどねぇ。堀江とアーモンドさんが抜けて、少し前の形に近くなったのかなーと思っていたんだけど、そうではなかったみたい。脱退がいつ決まったのかわからないからなんともいえないが、みやこ音楽祭やブリティッシュアンセムCDJは、ひょっとすると餞だったのかもしれない。もしくは、最後の確認だったのかな。やー、CDJのライブに間に合ってほんとよかった。
たっしん抜きでの初ライブは、3月の大阪。そしてそのあとしばらくはライブの予定がないそうです(息子ホームページ情報)。夏まで我慢かな。寂しいことは寂しいが、でもこの判断の背景もなんとなくわかるので、納得して待てる。すぐにツアーできるような状態じゃないだろうしな。や、そんな心境です。まゼップ、いいライブじゃなかったからね。あーいう形になっちゃったら、なにかしら変化が必要なんだろう。それがこういう悲しい展開になったのは残念だけど、でも、それでこそくるり!という感慨もわいている。
今日のお知らせは、彼らのつくってきたいくつかの歌と同じ切なさで、胸にせまってきた。だからちょっと嬉しくもあった。やっぱりくるりは転がり続けるバンドだし、俺はそういうくるりが好きだ。つくづく、かっこいいバンドだと思うよ。音響的にはしばらく弱体化すると思うけど、とりあえず次の機会を楽しみに待ってます。たっしんの次の機会もね。や、どうなるのかなー。