USA×オーストラリア

昨日みたアルゼンチン代表が楽しすぎたので、急遽チケットを購入して、2日連続でさいたまスーパーアリーナへ。仕事の都合で1試合目には間に合わず、2試合目から観戦です。アメリカです。アメリカ代表ですよ。
12時ちょっと前に会場到着。もう1試合目は終わったよなーと思いつつ中に入ってみたら、まだやってました。ってかラスト1分。ドイツ1点リード。ナイジェリアボール。なんだこの展開!!ノヴィツキーが圧倒してあっさり勝ってるかと思ったら、接戦でしたよ。最後もナイジェリアが激しいレイアップをしかけて、あわやという場面をつくりました。ややや、着いてそうそうすごいものを見てしまったよ。
今日も自由席チケットなので、自由に動けます。ドイツ戦は入り口近くで見たんだけど、そこは混雑していて居心地が悪かったので、空いているほうに移動。アメリカが出るってのに空席があって、残念でした。価格設定が高いんだよなー。アリーナは高額でもいいけど、遠くの席は学生向けにもう少し安くしてあげたほうがよかったと思います。
あとアレだ。関係者席と記者席にスペース使いすぎ。なんであんなにいい席をあんなに広くあけたんだろう。アメリカ戦はそこそこ記者も集まってたけど、ほかの試合はガラガラでした。しかも全席にモニター完備なんだよね。モニターがあるなら遠くの席でもいいじゃんすか。なんであんなにマスコミを優遇してるんだろう。どうせほとんどの記者は「◯◯が××に勝利。△△が20得点」としか報道しないんだから、どこで見たっていっしょだろうに。フロア近くの席がガラガラで、応援にきた外国人や学生が2階席から見てる光景は、本当に残念だった。誰がバスケットボールを支えているのか、考えなくてもわかることだと思うんだけどなー。
でもやっぱり、試合は最高でした。もうそれがあるからね、文句いってばかりもいられないっすよね。アメリカはポール、バティエ、レブロン、メロ、ブランドがスターター。ウェイドを温存して、バティエです。意外。でもそのバティエが絶好調。ポールやレブロンからのパスを受けて、オープンショットでスリーポイントを連発してました。アメリカはインサイドがブランドしかいないうえにオーストラリアに中を守られてて、ポストにボールを入れづらそうだったんだけど、それで攻め手を失うわけではなくて、メロやバティエが長距離砲を炸裂です。すげー。
オーストラリアはボガット中心の攻め。アメリカの中の薄さをうまく攻めて、序盤は互角の戦いでした。アメリカに対抗するように、スリーも決めてた。ボガットもトップから一発。ボガットは1Qだけで10点近くとってた気がする。
1Qはオーストラリアが一時リードするくらい均衡してたんだけど、2Qで勢いが一気に傾きました。アメリカ怒濤の攻め。2Qはほとんどずっとアメリカが点をとりつづけてましたよ。途中でダブルスコアになっちゃって、なんかもうオーストラリアも観客も呆然。アメリカは選手交代が豪快で、一気に4人かえたりとかしてました。そんなことして戦力が落ちないのはアメリカだけだよなー。ってかひどい(笑)
控えのメンバーでは、ボッシュとジョンソン先生がキレてましたよ。ジョンソン先生は切れ込んだりジャンパーを軽く沈めたり、スリーを撃ったり、やりたい放題でした。さすが先生!ウェイドは調子が悪いわけじゃなくて、セカンドユニット底上げのためにベンチスタートになったみたい。なんてひどい。2Qの一方的な展開は、そこに一因があったのかも。あとハインリッヒの守備がよかった。リードしてるのに、腰を落としてねちっこいマークを続けてましたよ。
前半終了時の点が59-29。んもうねぇ、どうしようもないっすよ。3Qにはそれまで出場してなかったブラッド・ミラーが出て、観客から拍手。早くもアメリカ祝福ムード。ドワイト・ハワードがスピンムーブからすごい勢いでレイアップ。いやーもう。出るプレイ出るプレイにため息ですよ。中盤からブランドも勢いづいて、着実に加点。今回のアメリカは渋いプレイヤーが多いせいか、全然揺るがないね。プレイが的確。
4Qがはじまるころには、アメリカはアリウープや速攻からのダンクを狙うモードに。うおー。そんな盛りだくさんな内容ですよ。満腹。ジェイミソンが目立たないんだもん。ほんとおそろしいチーム。最終クォーターにはジェイミソンもポールも点を入れて、結局全員得点に。
アメリカは派手な攻めをしながら、ディフェンスも全然手を抜かないのが怖かったです。2Q後半にオーストラリアのプレイヤーがスティールされてしまったとき、ほとんど戦意喪失してたのが印象的だった。あのディフェンスは脅威ですね。ちょっと強すぎる。
やー、ざーっと書いてもこれですから、40分フルで見た後は頭がクラクラするような感じでしたよ。練習からダンクしてたしねぇ。レブロンの速くて強い動きとか、メロのシュートタッチとか、ウェイドの支配的なドリブルとか、見るものすべてがかっこよかったです。お客さんも楽しみ方を心得た人が多くて、いいプレイにはどんどん歓声が上がってました。素晴らしい2時間だった。心の底から満足。点差がついて緊迫感はなかったけど、プレイひとつひとつに凄みがありましたよ。
あとね、俺の近くに座った外国人のお客さんが、プレイには「ふー」とか「はーん」とか言うだけなのに、チアガールには「ウォーイ!!」「アーウ!」とか叫んでておもしろかったです。ガールが出番前に並ぶと、もうそわそわしはじめるんだ(笑)立ち上がっていっしょに踊りだしたときは、さすがにびびりました。世界にはすごいアロウザーがいるもんだねぇ(違)