読了
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2000/06
- メディア: 単行本
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よかった。けど、かなり無理のある展開。ちょっと入りきれないところもあった。中学を出たばかりの女子が日本の公園でホームレスになって数年間不自由なく暮らすってのは、現実味がなさすぎるよねぇ。出てくる人がみんな話の流れに乗っているのも、ちょっと不自然だったなぁ。もう少しこう、不穏なものというか、場にそぐわない要素があったほうが、人生らしくなるんじゃないかな。この話は人生っていうよりも、物語って感じだね。人生はこんなに都合よく転がってはいかないのでは。そんなふうに思いました。まぁでもよかった。独特のキレは生きていた。今回はこの一文がいちばん好き。
シナリオは自走する。