イヤーブック

今年もマンガのイヤーブックが出ました。

俺は今年もフリースタイル版を購入。こちらは大人向けですね。マンガについて、あれこれ考えたり語ったりしたい人にぴったり。ランキングに入っているマンガも、大人向けの渋いマンガが多いです。この本は値段も大人向け。約1,000円。30代、40代以降の大人にはこちらがいいんじゃないでしょうか。
このマンガがすごい! 2010

このマンガがすごい! 2010

こちらは宝島版。ざっと立ち読みしました。例年以上に、子ども向けになってますね。ランクインしているのは、ほとんどが少年マンガと少女マンガ。こまかいことを考えずに、楽しくマンガを読みたい人向けですな。値段もライト。約500円です。10代、20代で少年誌が好きな人にはこちらですね。
やー、俺は30代になったばかりで、ちょうどこの2冊の中間の年代なんで、どっちも世代的にあいません。まぁ、趣味が古くさいから、フリースタイルのおっさん路線は好きではあるんだけどね。同時代性を感じない。年上の人が選んだリストを、参考にながめている感じ。同世代のガイドが読みたいなぁ。
今年は、黒田硫黄がほとんどマンガを描けない一年でした。こんなに不幸な未来がくるとは、想像していなかった。悲しい。もやしもんのビール編が最高だったり、シマシマの感情表現が毎週うなるほどえぐかったりして、今年は今年でマンガを楽しみましたが、やっぱり大王のマンガがないのは切ない。来年は黒田硫黄のマンガが読みたいです。
もやしもん(8) (イブニングKC)

もやしもん(8) (イブニングKC)

俺の今年のベストマンガは、もやしもん8巻。すみからすみまで最高。あとはシマシマポテン生活エレキングののちゃんかな。ひょうげものの利休の話と、ディアスポリスの独特の幕切れは、どちらも味が出ていてよかった。モーニングはほとんどのマンガが、それぞれにおもしろい。宇宙兄弟の静かな可笑しさも、ジャイアントキリングの躍動感も、やっぱりいい。やーでも習慣で読んでいるものばかりで、新規開拓をあまりしなかったな。われながら、努力がたりない。あ、森薫の新作はよかったなぁ。あのやわらかさは驚異的。やー、フェローズとかビームとかゼラチンとかユーロマンガとか、読むべきものはたくさんあるんだけど、時間がない。無念。もっとマンガが読みたい!