三日月の感想その24

ここのところ、くるり曲に「さよなら」が登場することが増えている気がします。さよならリグレットは曲名がさよならだった。京都の大学生では、ちんぽこの音(違)を鳴らしたあとに、さ〜よ〜な〜ら〜♪って歌っていた。そしてジョニーも、さよならと告げられている。パシフィコが終わってから出した5曲のうち、3曲に「さよなら」が。やー、これはなんだろうねぇ。いまの岸田は、みえた景色を詞にすることより、心情をストレートに言葉にすることに傾いているのかな。確かワルツには「さよなら」って言葉が一回も出てこないんだよね。あれはたぶん、頭に浮かんだ景色を歌った作品だから、さよならが言葉ではなく、景色になっているんだな。だからあれは、美しいのだと思う。少年の「クローゼットは丸焦げ」だったし、ダンスは「雪が溶けるほどの温度で」「たった一度きりの」ことだった。やー、ワルツはいいアルバムだったなぁ。あとで聞こう。