ドラフト2008

やー、今年もこの日がきましたねぇ。今シーズンはNCAAをよくみたから、例年以上に楽しみ。やー、来季はサンズがあの悦ばしいスタイルを失ってしまいそうだから、このドラフトでサンズに代わるおもしろチームを探したいと思いますよ。やっぱダントーニのニックスかな〜。トレードアップでローズをとれたら最高なんだけど、まず無理だろうねぇ。事前にピックを獲得したのはこのへん↓のチームだそうですよ。

  • ドラフト直前に大型トレード成立。ラップスがPG T.J.フォード、Cラドスラフ“ラショ”ネステロヴィッチ、1巡目17位のピック、その他サラリー調整用プレイヤーを放出して、ペイサーズからCジャーメイン・オニールを獲得。
  • ボブキャッツナゲッツから1巡目20位のピックを獲得。見返りは制限付きの1巡目指名権。ピックはヒバートに使用する模様。
  • ホーネッツは1巡目27位の指名権を金銭トレードで放出。譲渡先はブレイザーズ

なるほどなるほどー。ファーストラウンドの下のほうがちょっと入れ替わった感じですな。これ、怪我人同士の交換は完全に博打だね。コランジェロは本当によく攻めるなぁ。そんなわけで、トレード噂にも注目が集まる今年のモックドラフトどーん!

1巡目1位 シカゴ・ブルズ

  • PG デリック・ローズ
  • ここはもう間違いないでしょう。地元出身のスターを獲得して、チーム再編。ローズ以外は全員トレード要員だね。誰が残るか、予想がまったくつきません。トーマスとノアには未来があるけど、なにしろ二人とも素行が悪いからなぁ。この機に出しちゃってもおかしくない。なんなら2巡目でドーシーを獲ってもいいよな。ベタだけど。まぁいずれにせよ、来季以降はローズのチームですな。背番号はどうするんだろうね。や、いろんな意味で楽しみ楽しみ。

1巡目2位 悩みすぎてわけがわからなくなってきたマイアミ・ヒート

  • PF マイケル・ビーズリー
  • トレード噂が何種類もとびかっているけど、動きはないんじゃないかな。順当にビーズリーを指名して終わりそう。ウェイド、マリオン、ビーズリーである程度、チームはつくれるからねぇ。アロンゾが戻ってくれば、それなりに格好がつくしなぁ。ビーズリーは、実は背が低いとか、性格に難があるとかいろいろ言われてますが、NCAAで毎試合20-10をかましていたあの勢いを考えれば、こまかいことは気にしなくていいと思います。

1巡目3位 ミネソタ・ティンバーウルヴズ

  • PG ジェリド・ベイレス
  • 5番がほしいけど、ブルック・ロペスは運動能力が低い、ラヴは小柄、そのほかのプレイヤーはスケールがひと回り小さいということで、ガードへ。巷ではOJに突撃だと言われていますが、ウルヴズは過去に自信過剰なガードで失敗しているんで、無難にベイレスを選ぶと思います。フォイ&マッキャンツの控えコンボガードとして、じっくり育てていけばいいんじゃないかな。

1巡目4位 センター大好きシアトル・スーパーソニックス

  • C ブルック・ロペス
  • ここは2番3番が埋まっているからね。予想しやすいっすな。フロントコートを強化するためにロペスを指名。ソニックスはセンターを獲るのが好きだからねー。ロペスのように有望なビッグマンを見逃すことはないでしょう。本当は1番を獲って、フロントコートはこれまでに獲ってきた連中とコリソンで回せばいいと思うんだけど、リドナーとワトソンをどちらも残したがるようなチームだから、1番に新人を入れることはなさそう。

1巡目5位 メンフィス・グリズリーズ今年もやけ酒

  • PF ケヴィン・ラヴ
  • ガソルを出してまで未来にかけたのに、この順位かー。不憫ですなぁ。ここはラヴを獲るのが既定路線になりつつあるみたい。どの予想をみても、ラヴになっている。まぁ確かに、1番はコンリー&ロウリー&クリッテントンで飽和しているから、ビッグマンがほしいだろうねぇ。ロペスが落ちてきたら彼を獲りそう。ラヴが来たらコンリーのアシスト数が一気に増えるだろうなぁ。パス受けがいいからねぇ。

1巡目6位 新生ニューヨーク・ニックス

  • PG O.J.メイヨ
  • 困った順位に落ち着いてしまったダントーニ・ニックス。ローズがほしかったよなー。ほんと残念。ダントーニは1番に走力よりも展開力とパスのスピードを求めるタイプだと思うんで、メイヨでいいのかどうかは微妙。ベイレスやオーガスティンのほうがいいのでは。あるいは、身体能力の高さで注目されているジョー・アレキサンダーを獲っておいて、1番は他チームから調達するのも手だと思う。俺はこの6位がいちばん気になる。

1巡目7位 ロサンゼルス・クリッパーズ

  • SG エリック・ゴードン
  • ブランド&マゲッティ離脱が噂されるクリッパーズ。フロントコートはケイマンとソーントンでどうにかなるから、バックコートだね。リヴィングストンの復活にかすかな望みをかけつつ、ゴードンを指名。まぁ、来季は再建1年目の練習シーズンになっちゃうだろうねぇ。ブランドを使っていいトレードができればいいんだけど、どうかなぁ。あまりいいイメージはわかない。

1巡目8位 ミルウォーキー・バックス

  • PG ラッセル・ウェストブルック
  • 今年も中途半端なピックを手にしたバックス。未知数の存在だったイが結果として期待はずれだったからなぁ。今年はその反動で確実なプレイヤーに行くんじゃないすかねぇ。アレキサンダーガリナッリ、バトゥムら未完の大器は見送って、守備が計算できるウェストブルックへ。レッド、ベルの放出にも備える形で。

1巡目9位 そのうちユニフォームが水色になりそうなシャーロット・ボブキャッツ

  • PG D.J.オーガスティン
  • ジョーダン人脈でローソン、ハンズブローに突撃かと思いきや、UNCのプレイヤーはほとんど大学残留。こうなると、大学に関係なく堅実なプレイヤーを獲るでしょうな。ブラウンはフェルトンをあまり好きじゃなさそうなので、1番を補強するとみた。オーガスティン、Jリッチ、ウォレス、オカフォー、モハメッドもしくはFAで5番を獲得。

1巡目10位 ニュージャージー・ネッツ

  • SF ジョー・アレキサンダー
  • このピックはブレイザーズに狙われているという噂がありますが、とりあえずネッツのものとして予想。2番3番はいつ出て行くかわからないような状況なので、そこに将来性のあるプレイヤーを入れるんじゃないかな。去年の新戦力がハリス、スウィフト、シーン・ウィリアムズで、ネッツはいま運動能力に比重を置いているようなので、ドラフトでもその線を。

1巡目11位 犯罪しない人を獲りたいインディアナ・ペイサーズ

  • C コスタ・コウフォス
  • 11位と17位をもっているペイサーズ。フォードの獲得で1番2番3番はベンチも含めて埋まったので、ピックは2つともフロントコートに使うと思います。まずこの順位ではコウフォス。当たりは弱いけどスリーポインターを撃てるので、ラン&ガンに凝っているいまのペイサーズにはぴったり。当面はマーフィと併用。そうするとペイサーズはディフェンスはからっきしになるな。

1巡目12位 サクラメント・キングス

  • PF アンソニーランドルフ
  • 2番がかなり安定しているキングス。マーティンみたいに決定力の図抜けたシューターがいれば、1番は誰でもいいだろうから、指名は4番5番かな。ベテラン勢の控えとして育てるという前提で、運動能力のあるアンソニーランドルフを指名。こんなに上位にはこないかなぁ。ジャヴェイル・マッギー、デアンドレ・ジョーダンは去年指名したホーズと重複するので見送り。

1巡目13位 余裕のポートランド・トレイルブレイザーズ

  • SF ダニロ・ガリナッリ
  • 2番4番5番でコアは完成。あとはサポーティング・キャストを探しているブレイザーズ。1番か3番にシューターがほしい感じなので、ここでガリナッリを。彼の獲得にともなって、アウトロウかウェブスターどちらかを放出。彼らはいま伸びざかりだから、抱き合わせでマイルズかプルジビラの契約を買ってもらえるかもしれないね。

1巡目14位 ゴールデンステイト・ウォリアーズ

  • SF ドンテ・グリーネ
  • 「デイヴィスがまたキレた」というネタで世間に笑いを振りまいているウォリアーズ。エリスとの再契約問題が気になって、新人どころじゃありません。どうせネリーは新人使わないしね。去年のライトもベリネッリも、ほとんど使ってなかったし。今年もてきとうに指名して、てきとうに使うんじゃないかな。

1巡目15位 落日のフェニックス・サンズ

  • SF ブランドン・ラッシュ
  • ロッタリーじゃないけどいちおうサンズの予想も。カーの意向でディフェンス重視のドラフトになるみたいです。やー、もうサンズはダメだな。どんどんふつうのチームになっていく。守備型のコーチを連れてきて、バルボサ&ディオウを出してベテランを獲って、そして地味なラッシュでベンチを固めて開幕ですよ。もうナッシュを放出してくれ。ナッシュを。

総括

  • やー、今年はとにかくコンボガードが多いね。1番に入ってショットをよく撃つタイプのガードに人材が集中している。コンボガードを探しているチームにとっては、非常にやりやすいドラフト。1番がすごく多くて、4番5番もそれなりにいる。スウィングマンが不作。3番を求めているチームは消去法で選ぶか、外国勢に期待だな。来年のオールルーキーチームは、ガードが激戦だと思います。楽しみだー。
  • ロッタリー・チームは、プレイヤーの入れ替わりも激しいけど、今年はコーチも結構替わっている。ダントーニ、ブラウン、スカイルズあたりが誰を選ぶのか、考えると楽しい。ダントーニが1番に誰を選ぶのか、結果をみるのが楽しみ。
  • 今年はトレードアップを検討している(と報道されている)チームも多い。下位チームで、人材をあまらせているところが多いんだよな。ブルズ、ヒート、ソニックス、ニックス、クリップス、バックス、ネッツはドラフト後にも動きがありそう。それも気になる。