スウィート・シックスティーン

先週からNCAAトーナメントがスタート。さくさく進んで、気がつけばもう残り16チームです。トーナメントは早いなぁ。結果を追うだけでせいいっぱい。
やー、ノースカロライナ大の強さが際だっていますねぇ。Cタイラー“サイコT”ハンズブローが期待通りの大活躍。すごいニックネームもついたし、NBAに入ってからもいい意味で目立ちそう。楽しみ。SGデリック・ローズのメンフィス大、Cケヴィン・ラヴのUCLAも順当にスウィート16進出。この3チームと、もうひとつの第1シード校であるカンザス大、そしてSGクリス・ロフトンのテネシー大、PG D.J.オーガスティンのテキサス大あたりが優勝候補ですかね。まぁ、ノースカロライナ大が頭一つ抜け出している感じだけどねぇ。このへんがぶつかる試合は、ぜひみたいところですな。次の対戦ではメンフィス大×ミシガン州立大がおもしろそうだなー。SGドリュー・ナイツェルの爆発をみたい。
第1シードの強豪が勝ち進むいっぽうで、第2シードのデューク大とジョージタウン大は早くも姿を消しました。ビッグマン不在で初戦から苦しんだデューク大は、セカンドラウンドもうまく戦えず、ウェストヴァージニア大に敗北。スリーポイント5-22じゃ勝てないねー。SGダマーカス・ネルソンがトーナメント2試合でFG3-17(3pt0-5)、合計8得点と絶不調。平均14点のスコアリング・リーダーがこれじゃなぁ。ジョージタウン大も同じように、エースの不調でセカンドラウンドを越えられなかった。デヴィッドソン大相手に、Cロイ・ヒバートが16分1リバウンドでファウルアウト。サイズに恵まれてはいるんだけど、その先の強さがないねー。彼は身長が7-2あるのに、今季34試合でダブルダブルが5回しかないんだよなー。逆にファウル4つ以上の試合は11回もある。去年が37試合でダブルダブル11回、ファウル4つ以上が10回だから、今年はファウルが増えて、リバウンドは減っているわけですね。4年生になった段階がこれじゃあ、NBAからの評価は去年より落ちるだろうねぇ。実際、俺がテレビでみた試合では、リバウンドがあまり強くなかったしなぁ。のびしろがあると言えば聞こえはいいが、まだ若いいまの時点で積極性に欠けるという印象を受けた。大先輩のCアロンゾ・モーニングとは正反対だねぇ。サイズはあるが、熱さがない。優勝のためにあえて大学に残って、その結果があのプレイじゃなぁ。ちょっと残念。
ヒバートよりも、ジョージタウン大を倒したデヴィッドソン大のSGステフェン・カリーのほうが気になる。もともと試合平均25.7pのスコアラーなんだけど、トーナメントに入ってからは2試合で70点もとっている。しかも2試合とも後半に爆発して、チームを逆転勝利に導いている。このプレイヤーはぜひみてみたい。なんでも、元ホーネッツSGデル・カリーの息子らしい。やー、そりゃシュートがうまいのもうなずけるねぇ。カリーの息子かー。NBAに入るのかなぁ。気になる。
注目プレイヤーがいる大学では、PG O.J.メイヨのUSCは予想通り、初戦敗退。そのメイヨを倒したPFマイケル・ビーズリーカンザス州立大も、健闘はしたもののシード3位のウィスコンシン大にはさすがにかなわず、セカンドラウンドで終了。どんなに勢いがあっても、ひとりでは勝てないってことだろうねぇ。カンザス州立大はビーズリーにつられて若いSFビル・ウォーカー、PGジェイコブ・パレン、PFロン・アンダーソンあたりもがんばっていたようだけど、残念ながら消えてしまった。一度じっくりみたかったなぁ。
インディアナ大のSGエリック・ゴードンも、早々にシーズン終了。彼はメイヨやビーズリーとは違って、C D.J.ホワイトというチームメイトに恵まれていたんだけどねぇ。下位シードのアーカンソー大にさくっと負けていました。ホワイトは38分22p9rと本来の力を発揮していたんだけど、ゴードンが37分8p(FG3-15、3pt0-6)3r1aで大ブレーキ。テキスト速報をちょっとみていたんだけど、インディアナ大は劣勢で、追いつけそうな気配もなかったねぇ。ゴードンはこれまで、負傷退場をした試合以外すべて2桁得点していたのに、いちばん大事な試合でやってしまいました。あらあら。これはショックだろうねぇ。
ってなわけで、俺はトーナメントの結果をどんどん知ってしまっているわけですが、明日からJ Sportsで録画放送もはじまるそうで、それはそれで楽しみです。テキサス大学ロングホーンズの試合が楽しみだー。オーガスティンをじっくりみてみよう。楽しみ楽しみ。