読了

サマーバケーションEP

サマーバケーションEP

やー、不思議なめぐりあわせ。足をケガして歩けないときに、ひたすら歩く本を読んだよ。おもしろかった。こういう妙な符合ってのは重なるもので、今日は痛い足をひきずって仕事の打ち合わせをしにいったんだけど、その行き先がすべてこの話に登場する街だった。やー、不思議だ。この物語では「流れ」がキーワードになってると思うんだけど、その延長が俺の生活にまで流れこんできた感じ。あぁ、あの本の彼らはここを通ったんだなぁって思いながら歩いていたら、本の場面と実生活が合流したような気がした。でもそのあとすぐに、俺は足をケガしていて歩くのが遅くなってるから、感覚が違うかもなぁ、と思った。なんだか不思議な体験をしたよ。
ぼくには数字が風景に見える

ぼくには数字が風景に見える

これは先月に読んだ本。やー、おもしろかった。発達障害の人の自伝です。ダニエルさんは脳のつくりが他の人とちょっと違うから、世界の見え方も違う。そのためにいいことも悪いこともあって、人生いろいろ大変って話。俺もちょっと変な脳をもっているので、いろんなところに共感できた。やっぱねぇ、視点はたくさんあっていいと思うよ。そういう社会で生きていきたい。ちなみにダニエルさんは数字や文字をみると、その字の色や形がいっしょにみえるそうです。素敵だなぁ。すごくいいと思う。俺は言葉を話したり聞いたりしているときに、その言葉の文字数が意味といっしょに頭に入ってきます。例えば「いやしかしなぜに〜♪」って言われると、音と意味と8文字っていう3つの要素がぜんぶ同時に頭に入ってくるのね。文字数はいつも入ってくるわけじゃないんだけど、ちょっと意識するとどかどか入ってきます。ちょっと意識するとどかどか入ってきますは、ひらがなにすると21文字。そんな感じ。そういうことをおかしいと思わずに、ひとつの性質として受け入れていくことができたら、きっとおだやかな人生を送れるんだろうなぁ、と思いました。寛容でありたいね。何事においても。