フラガール

ケーキを食べながら、映画「フラガール」のDVDをみましたよ。やー、いい映画だったなー。松雪男前!
主人公の友達が途中で引っ越すことになってダンスチームをやめてしまうんだけど、その別れのシーンがよかった。友達がチームのみんなをみて、とくになんでもないセリフを言いながら泣くんだよね。笑顔でふつうにしゃべってるときに、右目から涙がつーって落ちる。泣こうとして泣いているんじゃなくて、言いたいことを言っているだけなのに、涙が落ちていく感じ。よかった。
映画全体が、そういう落ち着いたトーンで描かれていた。ストーリーは嘘っぽいくらいドラマチックなんだけど、演出に嘘がない感じ。人物の感情と演出にずれがないっつーのかな。や、いい映画だね。セリフを使わずにドラマを表現している演出が多くてよかったです。ダンスの先生がはいていたスカートを、いつのまにか主人公が譲り受けてるとかね。そういうの好き。まぁ、バックバンドの存在がほとんど語られないところなんかは、省略しすぎているきらいがあったけど、2時間しかないんだから仕方ないわな。なんでもかんでもしゃべりゃいいってもんじゃないし、あれでよかったと思います。やー、おもしろかった!拍手!