コバマサ炎上祭@千葉マリンスタジアム

野球をみにいってきましたよー。やー、俊介のピッチングおもしろいね。120km/hの速球。速球か?や、不思議なピッチャーだった。パワーヒッターもアベレージヒッターも、みんなタイミングあってなくて可笑しかった。カブレラがホームのだいぶ前でボールをはたいていて、どんだけ緩急があるんだ!ってびっくり。いいものみせてもらいました!
試合はマリーンズが相手のエラーを起点として、初回に1点先制。守っては、俊介が3回までライオンズ打線をノーヒットに抑える好投。前半はマリーンズペース。4回表に先頭打者に長打をくらって同点に追いつかれたけど、その裏の攻撃でズレータ先生が特大ソロアーチ。先生の幕張ボンバー(?)をみて、カモメ会員大満足。先生がバーン!て手をあげた瞬間に、スタンドのファンもみんなバンザイするのね(笑)やー、爽快だった。
後半は2-1のまま膠着した展開。マリーンズ渡辺、ライオンズ西口の粘投合戦。俊介はいかんせん球が遅いから、どうしても粘られて球数が多くなっちゃうんだよね。でも気持ちを切らずに丁寧なピッチングをしてました。1アウト1、2塁や2アウト満塁の場面で、ゆるい球を投げて三振をとれるのがすげえ。いいピッチャーだ。
いっぽう西口は、いつも通りのふてくされ投法。速球、スライダーともにキレがよかった。ズレータへの失投(アウトコース高めの抜けたスライダー?)以外はほぼ完璧なピッチング。マリーンズの下位打線は軽くひねられていたよ。やっぱ100勝超えてるピッチャーはすごいな。拍手。中盤でノーアウト2、3塁のピンチがあったんだけど、そこも早川をぼてぼてのファーストゴロ、TSUYOSHIを三振、里崎をセンターフライに打ちとって、結局は無失点。素晴らしい。あそこを抑えるから、毎年10勝できるんだろうなー。
で、試合は最小点差2-1のまま9回へ。俊介は好投とはいえ8回にランナーを出して苦しんでいたし、球数もかさんでいるしってことで、あの男が登場ですよ!幕張の防波堤小林雅英!!というわけで、コバマサ劇場開幕!!!どきどきどきどき!

コバマサ劇場の記録その2(4月14日ライオンズ戦の詳細)

  • 5番和田:しょっぱなから変化球がワンバウンド!(笑)さすがは盛り上げ上手です。その後もストライクが入らず、先頭打者を歩かせてノーアウト1塁。
  • 6番栗山:1点差なので、相手は当然バントの構え。すんなり送られてしまった。1アウト2塁。一打同点のピンチを演出!
  • 7番GG佐藤:内角高めがそれて、初球デッドボール!なにやってんだ!(笑)1アウト1、2塁。ついに逆転のランナーが!
  • 8番代打リーファー:左打ちの外国人バッター。コバマサ危うし!と思ったら、ここは内野ゴロに打ちとる。ランナーがそれぞれ進塁して2アウト2、3塁。
  • 9番代打大島:一打逆転の大ピンチ。ハラハラハラハラ。こ、これぞコバマサ劇場!とか言ってたら、まんなか高めシュート気味の変化球をこすり打たれて、レフト前ヒット!!2者返って逆転!ひー!ほんとに打たれちゃダメじゃんか!ってかクローザーが2アウトからどまんなかに変化球て!(笑)速球じゃないのかよ!ってなわけで、コバマサ炎上。ランナー返ってなお2アウト2塁。
  • 1番福地:ゆるいファーストゴロ。あぁ、やっと終わった……と一息ついた瞬間、ベースカバーに入ったコバマサが落球!ここでポロリかよ!(笑)しかも怠慢プレイでボールを追いかけず、バッターランナーをサードまで進塁させる始末。記録はズレータのエラー。あーあーあー。2アウト3塁。
  • 2番片岡:左中間を破られて、さらに1失点。ダメだこりゃ。2アウト2塁。
  • 3番石井:レフトライナー。これもちょっとやばかったけど、なんとかスリーアウト。結局、打者ほぼ一巡の4失点。コバマサ劇場、全焼。

やー、近年まれにみる炎上劇に出くわしましたよ(笑)途中まではいつものコバマサ劇場だったんだけど、本当に炎上するんだもんなー。や、でもときどき本当に燃えるからこそ、綱渡り感ただよう劇場型ピッチングができるんだよね。そういう意味ではいいものみたなぁ。負けたのは残念だけど、まぁそれは仕方ない。1回負けたくらいで死にゃしないしな。ま、炎上を糧にして、次からまたいいピッチングをみせてほしいと思います。そういえば、隣の客は負けが死ぬほど嫌なようで、エラー1つで人生が終わったかのようにブツブツ文句を言っていた。楽しくないならみるのやめりゃいいのになぁ。野球みてイライラする人の気持ちがわからん。ノムさんかよ(違)
そんなわけで、コバマサがすべてをもっていった今年最初のカモメ会ですが、個人的なMVPはヒビ割れた防波堤ではなく、パナマの怪人ズレータです。彼は打撃に迫力があるだけじゃなくて、守備も無駄に躍動的でいい感じだった。ファーストを守るときになぜか一度前進して、のっしのっしとリズムをとりながら本来の守備位置まで後退していくんだよね。あの動き、なんなんだろう。コーナーだから速いゴロにそなえて、体を止めないようにしてるのかなぁ。それにしても、移動距離が尋常じゃないんだよな。や、おもしろかった。福浦が戻ってきたらズレータはDHになっちゃうのかなー。ちょっと残念。ま、福浦もいいファーストだからそれはそれでいいんだけどね。ズレータは投球の合間にピッチャーに声をかけていて、それも好印象だった。言葉が通じてるのかどうかしらんけど、あーいう姿をみるとファンも落ち着くよね。や、すごく存在感のあるプレイヤーでした。いい人を呼んできたなー。ありがとうズレータ