読了

ウンベルト・エーコの文体練習 (新潮文庫)

ウンベルト・エーコの文体練習 (新潮文庫)

すんげーおもしろいところと、わけがわからんところがあった。大半の文章は難しくてうまく味わえなかったんだけど、この文章はすごく好きだった。

(略)ひとつの社会が好都合だと認めるもののみを善だとすれば、悪とは、ひとつの社会が善と同一視するものに対立するものでしかないということになるし、笑いは、ひとつの社会が善とみなしているものに怪しげな変革者が疑問を投げかけるための手段として、悪の顔をもってすがたを現わすだろう。ところが実のところ、笑う者――あるいは嘲笑する者――は、ひとつのありうべき別の社会の産婆にほかならないのである。

そうそうそう。別なんだよな。俺はきっと別であることを楽しめる人になりたいんだ。ってことは、オルタナティヴ・ロックがいちばん肌にあうのかな。まぁ、R.E.M.好きだしな。あながち間違ってはいないかもしれない。うんうん。