第12回 papyrus

papyrus (パピルス) 2006年 10月号 [雑誌]

papyrus (パピルス) 2006年 10月号 [雑誌]

幻冬舎のアレです。なぜこれを買ったかというと、岸田がインタビューを受けていたから。パピルスってちゃんと読んだことないし、いい機会かなーと思いましてね。普段だったら立ち読みで済ますんだけど、今週の雑誌ってことで、買ってみました。や、つまんねえ。すごい人や注目の人がたくさん集まってるんだけど、結果として読んでて楽しくない。集め方かまとめ方がよくないんだろうね。ひと昔前のトレイルブレイザーズみたいだ。NBAを背負っていくといわれる逸材を集めたけど、集めただけだった、チームにはならなかった、っていう感じ。相変わらず、雑誌としての魅力がない。
岸田のインタビューも、へーと思うこともあったけれど、おもしろくはなかった。せっかく文芸誌でインタビューしてるのに、聞き手が元ロッキング・オンの宇野ですよ。それじゃいつもと同じじゃんかなぁ。岸田の言葉も大概てきとうで、ただ話をしているだけって感じ。実りの少ないインタビューです。こないだのジャパンのほうが真摯だったし、小説すばるの古川さんとの対談のほうが、よっぽど詩的だったよ。このパピルスのインタビューは、ファンでも読まんでいいと思います。ほんとつまらん。