くるりインタビュー

音楽雑誌スヌーザーを買いました。表紙がくるり。中もくるり。メンバー3人それぞれが、NIKKIについて語ってます。たっしんと社長は短めで、岸田はロングインタビュー。鼻につく部分も多かったけど、読み応えがありました。これは必読でしょう。
表面上は「NIKKIについて」とか「くるりがブリティッシュ・ロックを語る」とかっていうテーマが掲げられているんだけど、内容としては「くるりはひよったのか?」ってことが語られてました。ストレートに。それって、まさにいまくるりファンが聞きたいことでしょう。そういうデリケートな事柄が、きっちりと書かれてます。いまくるりに疑問を感じている人は、これを読んだら少しは納得できるんじゃないかなぁ。具体的には、いまやりたい音楽、アルバムにインスト曲を入れなかった理由、ベイベーのような簡素な曲をつくった理由、社長が目立っていない理由、アンテナと方向性が変わった理由、本当は入れたくなかった1曲などなどが語られてますよ。これを読んだら誰でもNIKKIのよさに気づく、っていうようなインタビューじゃないです。読んでも気持ちは変わらないと思う。でも、これを読んだら、くるりの変化の背景に何があったのか、それがわかると思います。彼らがどうして変わったのか、いま何をしたいのか、それを知りたい人にはおすすめ。そんなの知りたくないって人は、読んでもつまらないんじゃないカネ。そんな感じ。読みたい人いたら貸しますよ。立ち読みじゃ疲れると思います(殴)