澤村拓一その2

ジャイアンツの原監督は、澤村を開幕投手にする可能性を否定していないらしい。すごいね。実力主義でシビアに判断するってことかな。それとも、澤村を大抜擢することで、ベテランを発奮させるつもりなんだろうか。いずれにせよすごい。伝統や格式を重んじるジャイアンツで、新人が開幕投手をやっちゃまずいような気がするけどな。OBがいろいろ言いそう。
開幕投手候補は内海、東野、澤村。当事者のひとりである内海は冗談を言っているが、ぜんぜん冗談に聞こえない。この人は不安を口にしてしまうタイプなんでしょうね。気が弱いんだから、楽なポジションで投げさせてあげたほうがいいと思うけどな。斎藤・桑田・槙原がいたころの、木田みたいな使い方がいいんじゃないすかね。本当、エースの器ではないと思うなー。
しかしまぁ、澤村は楽しみですな。1試合通して、じっくりみてみたい。タイガース戦をみたいな。

メモメモ

花のズボラ飯

花のズボラ飯

ジロバッグ

ジロバッグ

澤村拓一

小宮山さんがジャイアンツの澤村をべた褒め。内海や東野と比べて「能力なら澤村のほうが上」だと断言している。
まぁ、そりゃそうだろうなぁ。こないだニュースで澤村のピッチングをちらっと見たら、すごかった。元ジャイアンツの入来弟を筋肉質にして、球の重みを増したような感じ。しかも入来と違って、安定感がありそう。あのピッチャーはケガしなければ二桁勝つでしょう。パリーグだったらどのチームに入っても二番手、三番手だけど、ジャイアンツなら十分にエースの座を狙える。最近、いいピッチャーが出てきていないからね。
俺の素人予想では、澤村はシーズン通して投げて15勝前後、ファイターズの斎藤はシーズン通して投げて8勝前後。斎藤には表に出てこない凄みがあるので、なんとも予想が難しい。夏になったら疲れて戦線離脱しそうな感じもするし、反対に、夏になってから計算高く調子を上げてきそうな気もする。調整不足の離脱があれば8勝、調子が上がり続ければ12勝という感じだろうか。いずれにせよ、圧倒的なピッチングだとは思わない。ピッチングは、元ジャイアンツの桑田に似ていると思う。ひじの故障から復帰したあとの桑田。でも球場で見てみないと、彼の本質はわからないんじゃないかなー。その得体の知れないところと、早稲田の人間だってところも、桑田のイメージにつながる。

メモメモ

野球へのラブレター (文春新書)

野球へのラブレター (文春新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ラスト・チャイルド(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ラスト・チャイルド(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

ラスト・チャイルドは読むと気力がぐわっとわき上がるような本だった。

本は、これから

本は、これから (岩波新書)

本は、これから (岩波新書)

池澤夏樹池上彰上野千鶴子内田樹松岡正剛ら37名の著名人が「本は、これから」というテーマで書いた文章やマンガをまとめた本。電子書籍報道ブームが加熱するなかで刊行されたもの。短い文章やマンガに、書き手一人ひとりの人生が透けて見える。37名の人生を通じて、本というものの価値がじわりと伝わってくる。紙の本と電子書籍の違いを考えるうえで参考になった。
37の文章やマンガを乱暴に二分すると、「iPad発売以降の電子書籍が自分の人生にどんな影響を及ぼしたか」というような内容を実際的に記したものと、「そもそも本とはなにか」というような内容を理論的に記したものになる。前者は参考になった。後者は息苦しかった。「本とはなにか」という話も興味深いものではあるのだけど、それを真正面から理屈で語られると、疲れる。エピソードを通して語ってくれたほうが、実感も理解もしやすい。
紙の本とのめぐりあわせのおもしろさを書いた、最相葉月の文章がよかった。電子書籍はあまりにも直接的で、その点ではおもしろみに欠ける。電子書籍によってもたらされる変化のおもしろい側面と、そうでない側面が浮かび上がるような文章だった。

メモメモ

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

JUNKIN' GAP CLASH 1 (IKKI COMIX)

JUNKIN' GAP CLASH 1 (IKKI COMIX)

シャーロック・ホームズマニアを描いたマンガと、全身タイツマニアを描いたマンガ。どんな道にせよ、道を極めるってのはいいことですね。どちらのマンガも独特でおもしろかった。どちらも若者を主人公にしているのに、あまり若々しくないのもおもしろかったな。

イージーウェイアウト

そしてナカコーはスーパーカーを自分好みにアレンジしたバンドを組むのだった。音源を聴く前からそんなふうに言うのは失礼だと思うが、ナカコーとミキちゃんが並んでいて、スーパーカーと関係ないなんて、俺には思えない。スーパーカーが「なくなってわかったこと」は、それはそれで美しいことだと思うけれど、俺はやっぱりスーパーカーが大好きだ。だからやっぱり切ない。